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《行雲流水》人生は一度きりだから【鳥取県移住者インタビュー】

「人生は一度きりだから思い切り楽しみたいですね!」と居合奈美さん。

 

2023年3月より京都市から鳥取県へと移住。現在、米子市で暮らしています。京都の言葉が似合う素敵な方です。

 

居合さんが鳥取県へと移住を決めた理由や、移住するまでの出来事、実際に暮らしてみて感じたことを伺いました。

 

離れたからこそ、これまで以上に京都のことも好きになったという居合さん。楽しいお話がたくさん聞けました。ぜひご覧ください。

 

移住しようと思ったきっかけ

2021年秋、居合さんの目に飛び込んできたのは「京都市が財政破綻するかもしれない」というTVから流れてきたニュースでした。

 

京都で生まれ育ち”京女”として一生生きていくと決めていた居合さんにとって、それはあまりにもショッキングな出来事だったといいます。

 

京都市は2021年度予算編成において、500億円の財源不足があり、このままでは財政再生団体になると発表。TVやネットで様々な情報や憶測が飛び交う中、何を基準にし、何を信じ、何を選ぶのか…。

 

実家の近くで、夫と子ども二人の家族4人で幸せな生活を過ごしながら、いつかはマイホームを建てたいと土地を探し始めていた頃だったこともあり、

 

「このまま京都市に家を買い、暮らしていけるのだろうか。違うところに住むという選択も有りなのかもしれない。」

 

そのニュースをきっかけに、居合さんの気持ちは自然と移住へと向かっていったのです。

 

「移住を考え始めた時、真っ先に浮かんできたのは、鳥取県米子市でした。」

 

鳥取県の魅力について

 

小さい頃からよく旅行に連れて行ってもらっていて、元々旅行が好きだったという居合さん。

 

「高校生になってからは、家族だけでなく友達と関東や東海、北陸、九州、関西といろいろな場所へと旅行しました。そして、知らず知らずのうちに47都道府県の半分程行っていることに気づき、こうなったら全て行ってみよう!と思いました。」

 

それ以来、居合さんは『47都道府県制覇』を人生の目標として挙げるように。これまでに31都道府県、旅行してきました。

 

数多くの場所に訪れ、様々なものや風景、食べ物などに触れてきた居合さん。その中でも長崎や沖縄は、複数回訪れるほどお気に入りの場所でした。住んだら楽しいだろうなと想像することもあったと言います。

 

しかし、実際に移住先として一番に浮かんだのは長崎でも沖縄でもなく、”米子市”。居合さんにとって、米子市は以前たった一度だけ車で通り過ぎただけの場所でした。

 

「鳥取県には、子供の頃から何度か訪れたことはあったのですが、島根県には行ったことがなかったので、その時は島根鳥取の山陰の旅をしようと家族で出かけました。」

 

車で出雲大社に行き一晩泊まった帰り道、大根島を通り鳥取県へ。

 

そしてそのまま境港市を抜け、米子市を通った時、大きな規模のユニクロの店舗やダイソーなどを目にして驚いたのだそう。

 

「京都市にも、もちろんユニクロやダイソーもあるのですが、土地がないので米子にあるような広い駐車場のある大きな規模の店舗は少ないです。AEONなどの中に入っている形が多いですね。」

 

次に、「いろんなお店があっていいね」と家族で話しながら、通り過ぎようとした居合さんの視界に入ってきたのは大山でした。

 

山の始まりがはっきりと見える景色に感動したのだそう。

 

「京都にも山はたくさんありますが、建物に覆われていて、山の始まりをはっきりと見たことがなかったんです。」

 

”コンパクトな街なのに便利さもあり、自然も近くにあるんだな”。米子市に対してそのような印象を持ったと言います。

 

その日は名和に泊まり、米子市は車で通過しただけの場所。しかし、旅行から数年経ち、移住を考えた時に一番に浮かんできたのは”米子市”だったのです。

 

「車から一歩も降りることはなかった場所だったのに、米子の印象は強く心に残っていたんだと思います。」

 

移住への道のり

 

とても行動的な居合さんは、その後すぐに「米子市 移住」とネットで検索。

 

「米子市役所に電話をして、移住担当の方に資料などを送ってもらえますか、とお願いしました。」

 

その時、居合さんは33歳。

 

「人生100年時代だとしたら3分の1を過ぎようとしている頃で、新たなステップに進んでもいいかなと思いました。」

 

居合さんの突然の提案に、ご主人をはじめ実家のご両親、友人など周りの方はとても驚いたのだそう。しかし、子供の頃から言い出したら聞かない性格だという居合さんは、

 

「実家から5分程の場所に住み、子育てにも協力してもらいながら暮らしていた中で、住む場所を変えることに自分自身迷いもありましたが、主人や両親を説得しました。」

 

そして、ご主人の転職先を探すところから、始めることになったのだそう。

 

「移住ツアーやお試し住宅など、コロナ禍だったこともあり中止になることもありました。」

 

思うように進まないこともありながら、リモートなどで、鳥取県の移住担当の方と連絡を密に取り、少しずつ移住に向かい準備を進めていきました。

 

その後、家族で米子へ。いつもの旅行とは違う”住むことを前提とした”2泊3日の旅行でした。市内の様子を見て回りながら移住の意志を固めたといいます。

 

そして2022年の7月、8月。子ども達の夏休みを利用し、念願のお試し移住へ。

 

「淀江町にあるお試し住宅を借りて、海も近い場所で楽しく過ごしました。」

 

ご主人の仕事も決まり、すべての準備が整った2023年3月、鳥取県へ移住。米子市での生活がスタートしたのです。

 

実際に生活して思うこと

「地産地消能力の高い県ですよね。スーパーでも意識的に鳥取県産の食材を選びます。」

 

野菜、果物、魚、肉、乳製品などの新鮮な食材が、県内産のもので揃う「食」の豊かさが、鳥取県の魅力のひとつだと居合さんは言います。また、車で10分くらい走れば、何でも揃うところも便利で気に入っているのだそう。

 

「海も山もお店もコンパクトにぎゅっと詰まっているところが好きです。」

 

休日には、お気に入りの「とっとり花回廊」に、お弁当を持って家族で出かけたり、

 

「皆生温泉海遊ビーチ」で子供達と泳いだり、

 

米子城天守台から中海に沈む夕日が道のように映る「オレンジロード」を見に行ったり、

 

鳥取県での生活を満喫されています。

 

移住を考えている人たちへ

 

「長い人生の中で移住を何度経験してもいいいと思うんです。」

 

何かあったら、地元に戻ることも他の場所に変えることもできるのだから、と。

 

「住む場所を変えることは、きっと不安も多いと思います。」

 

これまで過ごしてきた生活がどのように変化するのか…。きっと多くの人が新しい一歩を踏み出す時、大きな不安に包まれるでしょう。しかし居合さんはにっこり笑顔でこう話してくれました。

 

「移住したいと思った時点で、楽しい事への第一歩。ワクワクすることが待っていますよ。」

 

興味のある方は、ぜひ一度鳥取県に遊びに来てくださいね。待っています。

 

居合さんの移住スケジュール

2021年10月頃 移住について考え始める

2022年1・2月 オンライン相談

2022年 旅行で2泊3日で米子
7・8月 夏休みお試し移住

2023年3月~ 米子市に移住

 

とっとり移住定住ポータルサイト 鳥取来楽暮(とっとりコラボ)

「鳥取県移住定住ポータルサイト 鳥取来楽暮」では、鳥取県への移住を考えている方や、興味がある方などをサポートしています。

 

鳥取の魅力、移住の流れ、仕事住まい、支援制度、相談窓口、移住イベント情報など、移住のことならなんでも載っているサイトです。

 

オンラインでも参加できる相談会や、先輩移住者の生の声を聞くことができるイベントなども定期的に開催されているので、気軽に参加してみてください。

とっとり移住定住ポータルサイト 鳥取来楽暮

 

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