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《人と人との繫がりを大切に…》県内外へ鳥取県の伝統文化を広めたい【鳥取県移住者インタビュー】

「モノづくりをされている鳥取県の作家さんそれぞれが、自由なスタイルで作品を作っていること、そこに魅力を感じました。」

 

そう話してくださったのは、県内外へ鳥取県の民芸作品や作家さんを広めることを通して、鳥取の伝統文化の普及促進を図るための活動をしているという師岡正樹さん。

 

穏やかで優しい笑顔と、ゆっくりと丁寧に話してくださる姿がとても印象的な方です。

 

神奈川県出身の師岡さんは、石川県にある「九谷焼美術館」の学芸員を経て、2020年11月、鳥取県東伯郡琴浦町に移住。2024年10月には、鳥取県東伯郡琴浦町に民芸品のお店「ごろねこ民芸庵」をオープン。現在、小さな蔵で鳥取県の民芸作品の展示や販売をしています。

 

師岡さんが鳥取県へ移住を決めた経緯や、おすすめの場所、鳥取県の魅力などについてインタビューしてきました。

 

ごろねこ民芸庵

2024年10月、山陰道琴浦東ICから程近い場所にオープンした民芸品のお店「ごろねこ民芸庵」。

 

小さな蔵の中には、国造焼や大山久古窯、上神焼、アッシュワークなど、鳥取県中西部を中心に10人以上の作家さんの作品が並んでいます。

 

以前は石川県の美術館で、学芸員として働いていた師岡さん。

 

全国各地の美術品、主に焼き物に触れていく中で、鳥取県の民芸作品に興味を持ったのだと言います。

 

「有名な焼き物の産地では、有田焼、九谷焼のように歴史あるブランドがあり、そのスタイルの中で作家さんは、それぞれオリジナリティを出しながら作品を作るという形が多いと思います。」

 

「しかし鳥取県の場合は、特定のブランドはないけれど、作家さんそれぞれが自由なスタイルで、色、形などバリエーション豊かな作品を作っておられる、そこにとても魅力的に感じました。」

 

そしていつしか鳥取県の真ん中、鳥取県中部への移住を考えるようになったのだそう。

 

これまで鳥取県の作家さんに直接会う機会も多かったという師岡さん。作品はもちろん鳥取県の人達のオープンで気さくに話してくれる人柄にも好感を抱いたと言います。

 

「新しく来た人に対しても、温かく受け入れてくださる印象を持っています。それもまた鳥取県に移住を決めた理由のひとつですね。」

 

師岡さんが鳥取県に移住して4年。

 

「歳を重ねたこともあるとは思いますが、違和感もなくすっと入ることができたこと、自然に馴染めたこと、そして安心して過ごせる環境に満足しています。」

 

琴浦町役場で見つけたという一軒家で、石川県に住んでいる時に保護をした猫のくろみつちゃんと、のんびり過ごせしている師岡さん。

 

「猫と過ごせる時間が増えたことも、幸せを感じる時ですね。」

 

近すぎず、遠すぎない程良い距離感で、ゆっくりと人付き合いを育みながら暮らす鳥取県での生活が、とても心地良いですと話してくださいました。

 

琴浦町でおすすめの場所

 

2024年版第12回「住みたい田舎」ベストランキング(月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社))の人口1万人以上2万人未満のまち「総合部門「子育て世代部門「シニア世代部門」の3部門で、2023年に続き2年連続で全国1位を獲得した琴浦町。

 

官民一体で取り組む移住者支援や、オンラインを活用した関係人口の創出、住民主体のイベント、「鳴り石の浜」など豊かな自然環境が評価されたようです。

 

師岡さんに琴浦町の魅力について聞いてみました。

 

「琴浦町は、鳥取県の真ん中という事もあり、倉吉をはじめとした中部はもちろん、東部西部を含め県内のあちこちに行きやすく、利便性の良い立地だなと思っています。」

 

仕事柄、鳥取県内を西から東まで移動する師岡さんにとって、どこに行くにも約一時間ほど移動できるアクセスの良さは大きな魅力のようです。

 

「また、普段の暮らしの面でも、町内で一通りの物が揃うので暮らしやすいというのも利点ですね。」

 

師岡さんもお気に入りの場所だという、琴浦海岸の西に位置する花見海岸は、ごろた石といわれる楕円形の石が集積した珍しい自然海岸です。

 

丸石が波にもまれて「カラコロ」と音をたてる珍しい浜、「鳴り石の浜」として全国から注目されており、パワースポットとしても人気の場所。

 

毎年お盆の頃になると、広い空、白い雲、青い海をバックにひまわりがたくさん咲くことでも有名です。

 

その他にも琴浦町には、魅力的なスポットがたくさんあります。鳥取県で辰年にゆかりのある神社として知られる「神崎神社」や、

 

海産物、農産物の直売店、情報コーナーなどのある「道の駅ポート赤碕」。

 

小さな子供から、大人まで幅広い世代の人が楽しく過ごせる場所「赤碕ふれあい広場」もあります。

 

移住を考えておられる方へ

 

「時間の感覚や所得水準など、都会とはやはり違うので、便利さを取るかゆったり過ごせる時間をとるのか二者択一になるのかなと思います。」と師岡さん。

 

これからの過ごし方を考えた時に、自分にとって何を一番優先したいのか、時間なのか、金銭的な面なのか選択をした上で決断することが重要なポイントのようです。

 

鳥取県には、移住への相談窓口として、移住コーディネーターも在籍しています。東京都大阪にも相談窓口が配置されています。(※土日祝も相談可能)詳細はこちら⇒ご相談窓口

 

鳥取県で暮らしてみたいな、どんなところかなと移住を考えている方や、興味がある方は是非一度、遊びに来てみてくださいね。

 

師岡さんの移住スケジュール

1976年 三重県にて生まれる
1979年頃父親の転勤により、愛知県に引っ越す
1983年 父親の転勤により、神奈川県に引っ越す
以降、学生時代を通じて神奈川で過ごす
2004年 学芸員として赴任するため、石川県に移住。
石川県九谷焼美術館を中心に、文化振興事業に従事
2019年 学芸員を退職、新たな暮らしを考えるため、神奈川に戻る
2020年 鳥取県琴浦町に移住、ごろねこ民芸庵を立ち上げる
2024年 同町三保に新店舗を構え、現在に至る

 

とっとり移住定住ポータルサイト 鳥取来楽暮(とっとりコラボ)

「鳥取県移住定住ポータルサイト 鳥取来楽暮」では、鳥取県への移住を考えている方や、興味がある方などをサポートしています。

 

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オンラインでも参加できる相談会や、先輩移住者の生の声を聞くことができるイベントなども定期的に開催されているので、気軽に参加してみてください。

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