【インタビュー佐々木正志】鳥取は『ガラパゴス化』を目指せ!
大山町の魅力を発信し続けている佐々木正志さんと鳥取マガジンとまるが、大山町の芝生に寝転がって、鳥取の未来についてお話しました。
とまるさーん!こんにちは、お久しぶりです。
元気でしたか?前に記事にしてから、丁度2年ぐらい経ちますね。
ちょくちょくお会いしますけど、こうやって話すのは久しぶりですね。
というわけで、始まったまーしー&とまるの鳥取談義!
ここで少しだけまーしーさんのことを紹介すると、3年前東京から大山町に地域おこし協力隊として移住、その後協力隊を辞めた後、個人で大山の魅力を発信(このときの記事は大山町の宣伝部長?いやいや大山町のアイドル?佐々木正志さんインタビュー。)
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東京と大山の”違い”に魅力がある
とまる: それにしても、この景色すごいね。目の前には日本海、振り向けば大山でしょ。最高の場所ですね。
まーしー: そうでしょ、大山町にはこんな場所がたくさんあります。
とまる: でもまーしーさんも3年前はもちろんこんな場所知らなかったですよね。そもそもなんでこっちにきたんだっけ?
まーしー: ほとんど直観みたいな感じなんですけど、あとは偶然が重なって、、、。記事→「はじめての地〜鳥取〜」)
とまる: 直観と偶然!?それで移住ってすごいね。よく来てくれました。
今日は鳥取の『町おこし』について、いや僕はあまり『町おこし』っていう言葉を使いたくないんだけど、鳥取について話しをしようと思ってて、
前にまーしーさんが言ってた
『東京と大山の”差”(何かが一番)』に魅力を感じたからではなく、『東京と大山の”違い”』に魅力を感じた
っていう言葉が本質だなってすごく思っているんですけど、『ない』ものや『ない』ことに注目しがちなんだけど、”違い”っていいなって
突然、真面目な話!!でもそうなんです。
まーしー: 鳥取県の”違い”を大切にせずに、他地域の成功事例化、グローバル化、東京化を目指すことは、自分たちにないものを目指しているんじゃないかと、思ってて、
それは可能性が広がっているように感じる一方、実は一番なくしてはいけないはずの土台である”違い”がなくなっているように感じています。
それ、分かります。鳥取って新幹線が通ってない県なんですよね。
とまる: 鳥取、山陰って新幹線が通っていない県なんですよね。いまや北陸や九州でも新幹線が通って、新幹線が通っていない県って意外と少なくなっているんです。それってまーしーさんが言う”違い”を生み出している一つだと思うんですよね。
鳥取はガラパゴス化目指せ
その”違い”に注目して自分達の魅力を探したいんです。
まーしー: だから自分たちの魅力を足元から探して、それを発信したいと思っています。その為のキーワードは『ガラパゴス』だと思っています。『ガラパゴス』です。
お・も・て・な・し!?おもてなし!滝川クリステルですね。
違います。ガ・ラ・パ・ゴ・ス です。
まーしー: 携帯など機械の文脈で、ガラパゴスは他に最適化できないというマイナスのイメージがついてしまいましたが、もともと自然界でいう『ガラパゴス』は独自の進化を遂げる時代の最先端なんですよね。
例えばガラパゴス諸島は、21世紀に入ってからも新種の大型哺乳類動物が見つかったりと、常に変わらない環境で、新しい変化が起こり続けています。
『閉じてるのに進化していく。変わらずに変わり続ける。』そんな場所がガラパゴスであり、その内側から起こる変化にこそ、その場所独自の要素がつまってると思っています。
だから他の場所の真似はする必要はないなと。自分たちの土台から派生して生まれるものにこそ、価値がある。
そんな自分の足元を中心に広げていく状態や方法を、勝手に『ガラパゴス化』って名付けちゃってます。笑
この変わらずに変わり続けていく『鳥取のガラパゴス化』が”違い”を生み出し、その”違い”こそが武器になる!
なるほど。ガラパゴス化が違いになり、違いが武器になる。ってわけですね。
とまる: 地域のガラパゴス化。まさにさっき僕が行った新幹線ない県話にも通じる。面白いですね。自分達の魅力を見つめなおして、発信する。あえてガラパゴスの道を進む。そう考えれば、鳥取って可能性に満ちていますね。
人口が少ないことこそ武器
鳥取県は日本一人口が少ない県です!
はい。約57万人です。ちなみに僕らが住んでた世田谷区は90万人です。
鳥取の武器って『人口が少ないこと』だと思いませんか?
うん?人口の少ないこと?
そうです。人口が少ないと熱量が伝わりやすい!
まーし: 地域で新しいことや面白い取組を始める時に行政がトップダウンでまちのイメージを決めて推進していくのは限界だと思っているんです。
そうではなくて、一人の本当の熱量からこそ、地域や未来は変わるんじゃないかな。そのひとりのやりたいから始まるボトムアップ式の課題解決が結果として地域が盛り上がるものになると思ってます。
その方法にいちばん向いている場所こそ人口が日本でいちばん少ない鳥取県だと思います!想いの伝播のスピードがはやいので。
イメージはこんな感じ、カキカキ↓
熱が伝わる。ボトムアップで作る鳥取!
とまる:そのイメージ素敵。僕は人口が少ないからこそトップダウン型も活きるんじゃないかな?って思っているんだけど。だからこそ、頑張っているまーしーさんを応援しているんです。
でも役所や偉い人任せにするのと、ボトムアップした問題解決方法は絶対に違うから、住んでいる人ひとりひとりの熱量ってすごく大切ですよね。
で、まーしーさんは今どんな取組をしているんだっけ?
まーしー:「Orange Trip」っていう、大山周辺を巡る観光プログラムをやっています。これは大山を暮らす人から知れるプログラムです。
もう一つ、東京の江東区にある『SUI SAI BASE』の企画運営に携わっています(関連記事『【チーム水彩】東京の東側のエリアで『やりたい』に挑戦できる場所づくりを始めました。』)
えっ、詳しく教えて!!
詳しくは次のページ!
!!!!??
この後の記事は来週更新予定です。
まーしーさんが挑戦中。クラウドファンディング「READYFOR」↓
大山町の記事はこちら↓
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