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[あごすくい レポート]美保関であごをすくってきた。あごすくい?あご?すくう?

[あごすくい レポート]美保関であごすくいを体験してきた。あごすくい?あご?すくう?

「あごすくい」の体験をしてきました。あごとは、トビウオのことで、山陰地方の方言です。そのトビウオを船に乗り込んで、網ですくう、もしくはキャッチするアトラクションが「あごすくい」です。

 

6月1日~7月7日の毎金・土曜日だけ開催される貴重なアトラクションとなっています。

 

この記事は2017年6月の記事を修正しました。

 

『あごすくい?』とは

山陰地方ではトビウオのことを『あご』と呼びます。『あごの焼き』というトビウオを使った練り物が有名です。僕は『あごの焼き』が大好きなんです。

 

トビウオはこのイラストのように胸びれが特徴です。石投げの水切りのようにバシッバシッと海を飛ぶ様子は迫力ありますよ。

 

そのあごを大きなタモですくうのが「あごすくい」というわけです。実際に船に乗って、タモですくう体験は、5感をフルに刺激する楽しいアトラクションです。

 

今回体験した場所は島根県松江市美保関町です。美保神社の前にある漁港に行きました。

 

受付・予約場所 松江観光協会美保関町支部 アクセス

場所はここ↓

住所は島根県松江市美保関町美保関661

 

受付等は松江観光協会美保関町支部で行います。基本的には予約が必要です。

 

美保神社のほど近く。Googleマップで検索すると、メテオプラザがある七類港にも、松江観光協会美保関町支部とでますが、そこは閉鎖されています。美保神社の斜め前側にありますので、注意してください。

 

あごすくい レポート

「美保関文化交流館」という看板がある松江観光協会美保関町支部に行きます。

 

周りには、海が広がっています。

 

観光協会で受付、簡単な注意事項の説明があります。

 

レインコートをもらうことができますが、濡れても良い格好をしてきた方が良いでしょう。

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美保神社を横目に見ながら漁港に向かいます。歩いて2~3分くらい。

 

漁港につき、船長さんのお話を聞きます。この船長が海の男って感じでかっこいい。

 

漁船に乗る

この漁船に乗ります。みなさん漁船乗ったことありますか?

 

そこでまずテンション上がってしまいます。船に乗る事自体が久しぶり。しかも漁船。宮島に行くフェリー、もしくは箱根の芦ノ湖の遊覧船に乗った以来かもしれません。

 

船に乗る前のすき間が少し怖い。

 

船の大きさは10人ちょっと乗ったら満員な『これぞ漁船!』って感じです。

 

乗船する前には、ライフジャケットを着ます。

 

いよいよ出発します。

 

じっと水の中を見るとすいこまれそうな夜の海。海の風、匂い、心地よいです。

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海に光をあてトビウオを呼ぶ

船を止め、照明を付けて海を照らすと、その光にトビウオが集まってきます。

 

集まったトビウオは、石を海に投げた時のようにビュンビュン船の周りを飛びながら泳いでいるものもあれば、水の中をヒューと泳いでいるのもいるし、プカプカゆっくり浮かんでいるのもいます。

 

トビウオが飛ぶように泳いでいる姿は迫力あります。

 

約3mの長いタモ


タモの長さ3m。たもを構えて、トビウオが来るのを待ちます。

 

来たら『えいっ』と、魚をすくいあげます。基本的には、海の中を「スイー」と泳いでいるものを、進行方向にタモを入れタイミングよく、キャッチします。

 

最初は長いタモをなかなかうまく扱うことができませんが、徐々に慣れてきます。

 

たもを海の中に深く入れすぎると、魚が驚いて逃げてしまいます。その加減が難しい。

 

感動のあごキャッチ

しばらく悪戦苦闘したあとに、ようやくトビウオをキャッチしました。やっぱり捕まえるとうれしいですね。感動します。

 

この日はシーズン序盤で6月の涼しい夜でした。あまり気温が上がらず、いつもより集まってくるトビウオは少なかったとのことです。もう少し気温が上って生暖かいくらいになると、よりたくさんトビウオが出てきて、もっと簡単に捕まえることができるそうです。

 

約2時間の間、2組で合わせたものでこのくらい捕れました。この日はみんなで分けて持って帰りました。

 

そして調理へ

捕った魚は持って帰ることができます。つみれみそ汁です。

 

すり身にしてコロッケにしました。

 

自分で捕った魚を食べるのは最高です。

 

注意点

※基本的にはトビウオ以外はすくいません。(たもが切れたりするため。)

 

※海の上での活動なので、動きやすい、汚れても良い格好がおすすめです。ハイヒールなどではできません。

 

※海の上は寒くなることもあるので防寒着を持って行くとよいでしょう。

 

※船にあまり乗ることない人は、酔い止めを飲んでおくとよいかもしれません。

 

※「収穫した魚はお持ち帰りいただけます。(保冷容器をご持参ください。現地にてお求めの場合は別途有料となります。)」とHPに記載がありました。確かに魚を持って帰る物がなければ、持って帰れません。持って帰るときは氷がもらえましたので、ある程度遠いところでも大丈夫そうです。

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約一ヵ月間しか体験できません

 

「あごすくい」は6月と7月上旬までしか体験できません。およそ一ヵ月しかできないレアな両体験です。

 

五感をフル活用して体験する「あごすくい」興味ある方は是非体験してみてください。トビウオが颯爽と飛ぶ姿は大迫力です。すいこまれそうな夜の海はとても気持ちよいですよ。漁船に乗る機会もあまりないですから、興味ある人はチェックしてみてください。こんな体験はなかなかできません。

 

 

お問い合わせ、申し込みは、美保関地域観光振興協議会公式ホームページをご覧ください。
予約・問合わせ先 松江観光協会美保関町支部(0852)73-900

 

平成30年6月1日~7月7日の毎金・土曜日 20:00出航 約1.5~2時間

※天候により中止や時間変更となる場合があります。

料金(税込):おひとり様 6,500円(小学生 4,500円)※土曜日は各500円UP

※貸切り船ご希望の場合は、設定日以外でも対応可能です。お問い合わせください。

※7日前以降は空席があればお受けできます。

※小学生未満は乗船できません。

※収穫した魚はお持ち帰りいただけます。(保冷容器をご持参ください。現地にてお求めの場合は別途有料となります。)

※宿泊の方は、翌朝に刺身等簡単な調理を依頼できます。(但し、別途調理料がかかります。)

 

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