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ダイノジ インタビュー「鳥取は良いところがめっちゃあるでしょ?」(2/2)

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ダイノジさん インタビューの2回目です。

1回目は

ダイノジ インタビュー「DJはやめるつもりだった」(1/2)

国外に目を向けようよ

ー 地方はみんな都会の人のパイの取り合いになっている。地方はどうすれば良いと思いますか?

パイの取り合いなんて全然だよ。それって日本人しか見てないんじゃん。めっちゃ中国人にお金使ってもらおうよ。考え方がせまいよ。福岡から入ってもらって、アジア、シンガポールの人はお金持ちだよ。いいじゃん、鳥取呼べば。鳥取でお金使ってもらえば。

大地:台湾の人とかね。

 

ー 香港便ができる予定なんです。

大谷:本当?最高じゃん。超楽しいじゃん、そんな作戦会議するほうがよっぽど楽しいでしょ。

大地:後ろ向きにかんがえるんじゃなくて

 

東北の復興支援でのコンテンツ作り

大谷:俺等は震災の特番で、山田線ってのが東北あるんだよね。そこに行ったときに、まだ錆び付いた線路のままなんだよ。「JRになんで修理しないんですか」って、もともと赤字なんですって、JRは再会するとしたら修理代は出すけど、運営費は出さないって言う訳。

 

じゃあどうするかっていうか地元の人は鉄道欲しいから、必要じゃん。だから自分たちで第三セクターってみたいな感じで、新しいNPOみたいな法人化しちゃって、自分等でやらなきゃいけない。でもやっても黒字にしなきゃいけない。じゃあどうすかって言うと、若い人が戻って来てコンテンツ作んの、水族館作ったりとか。

 

外からやるってことに東北は向き合っているわけ、だから復興って単純に仮設住宅うんぬんじゃないのよ。俺から言わせれば超面白いの。要は人を呼ぶための撒き餌をどんだけ作るかみたいな、だから自分の芸人としての能力全部そこに使いたいって俺はそんとき思った。

 

復興と過疎化の共通点

大谷:これって結局日本全国の問題じゃん。シャッター街になって、うちの地元の問題でもあるから。大分県帰ってみると、今まで大分県って若手の頃応援してもらったから、俺たちぶちぶち文句言う訳よ。帰ったらさめてんなーとか言うけど。

 

でも向こうにしてみたら、フェスとかやってみれば分かんだけど、熱量で人って動かないの。その気になるやつは何人かいるの。だけど金額出したり、こんなふうに儲かるんですよって言うともういきなり俺たちを上回ってくる。またそれが面白かったりするし。

 

だから外からこうやってお金をだして、たった何人かが思いついたことを面白いって言い出したら、派生したら、文化が変わって行くから。だからそれを目当てに日本中、世界中の人が集まってくるとかって超絶面白くない?いや、超絶面白いんだよ。

 

文化として残す

ー ダイノジさんがやっている静岡のフェスとかもだんだん大きくなっていきますね。

大谷:そうそう、でもそれは俺たちが死んでも、文化として残って行くから、だれか代わりにやればいいし、だから次は違うとこに行って、違う町もそういうの作って、だからフェス屋だよね。祭屋。祭屋家業だよ。祭屋。お笑い芸人って肩書きは弱いな。ボケが少ないよね。お笑い芸人。お笑い芸人ってコミュニティ化しちゃって。

 

地方の宴会部長になりたい

大地:芸人なんだろって、言われるのもあるし、だから宴会部長だよね。

大谷:大泉洋さんって役者だから面白いんじゃん。超うらやましいよ。俺たちも役者やっていたかったよね。そしたらもっと倍笑いとれんのに。役者なのに漫才面白いとか、超おいしいとか思っちゃうよね。

 

だって笑いの量が大事なんだもん。それなのになんか分かんないけど、みんなM-1にガチガチ行くガチガチにこうなっています。ローカルの芸人までそんなこと言っているから。

 

そんなとこで勝負しなくて、もっと広い意味での大義をやった方が、客観的にみたらバカじゃんとか、俺がもし鳥取住みます芸人になるんだったら、鳥取だけ超有名になるけどね。東京って何、私たち知らないって方が全然良いけどね。

 

鳥取の良いところってめっちゃあるでしょ?

ー 鳥取マガジンでは鳥取の良いところを発信するwebマガジンです。

大谷:めっちゃあるでしょ?

 

ー ダイノジさんは大分なのに温泉がない町の出身ですよね。

大谷:逆に温泉のない町が武器。でも今は温泉がある別府の人たちと一生懸命やってる。ご縁でね。それも最初地元の人たちのところに持って行かない。最初はいくら言ってもやってくれないから。じゃ、別府で結果出せば、やるでしょ。

 

だから物事って順序あるから、うまく行かなかったら、やりたいって熱量のある人とうまく作って、それのほうが面白い。とにかくネガティブなことを、売って行く方がいいと思うんだけど

 

自分たちで情報発信できたら良いよね。

ー 鳥取はなにもないでは負けない。スタバがなかったとか

大谷:それ、超良いじゃんねえ。それ最高じゃん。1番日本のモデルケースとして正しいんじゃない?

 

ー 鳥取は1番人口も少ないなど、逆な1番はたくさんあります。

大谷:それを自分たちでちゃんと言えたら良いね。全然いけるんじゃない?全然楽しいと思うけどね。

 

米子はアメリカだ。

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大谷:アメリカみたいだし、米子なんて、ノリが異常だよ。衝撃受けたね。米国だって。米子の米がね。アメリカの子どもなんだって。

大地:アメリカにかぶれちゃえばいいだよ。

大谷:OKAMOTO’Sがそれでくるらしい、(米子を)絶対ツアーに入れるんだって、米子は入ってなくても絶対入れるって。異常だから盛り上がりが。俺等もびっくりしたもん。

 

ー 是非また米子に来てください。

大谷:俺知らなかったもん、米子が広島より岡山の方が近いなんて。広島の方が近そうなイメージがあるから。九州も(大分から)熊本行くのも3時間くらいかかってた。

 

ー ガイナーレ鳥取の試合で大分戦がありました。友人が大分に言ったのですが遠かったらしいです。

大谷:ガイナーレって言うの?なんかかっこいいね。

 

ー ガイナっていうのが大きいって言う方言なんですよ。

大谷:えー、ガイナックスとかあんじゃん。あれ、鳥取関係あんの?マジで?ガイナックス?

 

トライアスロンを大きくしよう

ー トライアスロンも鳥取発祥なんですよ。

大谷:マラソン大会だけだからね、今唯一地方のビジネスホテルが全部埋まるの。トライアスロンは参加者が少ないからあれだけど、日本中から人が集まるのは絶対そっち系だろうね。

 

ー 皆生トライアスロンは1000人ぐらいの参加者なんです。

大谷:もうちょっとほしいよね。1000って少ないね。

 

ー 本当もっと参加したい人がいるんですけど、安全面等に配慮してか、定員は1000人程度なんです。

大谷:そこは地方自治体が1番がんばってほしいね。そこを知事にがんばってほしいね。

 

編集後記

芸人としても第一線で活躍されるダイノジさんですが、DJダイノジとして音楽をやられる姿も凄かったです。盛り上げ方がすごく上手なので、初めてライブに行った僕も、我を忘れて盛り上がってしまいました。「DJってなに?」「ライブって行ったことないよ。」って人が是非行って欲しいです。楽しいことは間違いなしです。

震災での復興支援をされたことから、地方活性化についての話しはためになりました。

鳥取の地域活性化については、今あるものも、無い物まで生かした取り組みをしたいと思いました。