大山町で国道9号線を自動車で走ると、気になる建物があります。
小さい小屋のような建物があり、どうやらラーメン屋さんらしいのです。
今回はそのプレハブのラーメン屋「ラーメンさくら」に行ってきました。
プレハブのラーメン屋さん「ラーメンさくら」
プレハブ小屋のラーメン屋さん「ラーメンさくら」は、2015年12月にオープンしたラーメン屋さん。
国道9号線の大山消防署を鳥取市方面に150mくらい行った所にあります。
まず目に飛び込んで来るのは、小さい小屋。あまりの小ささに本当にラーメン屋さんかどうか、最初は戸惑ってしまうかもしれません。
店内の席数は7〜8席。大人なら7席で お子さんも含めた場合は8席座ることが出来ます。
山陰放送の山根アナウンサーのサインや鳥取住みます芸人の「ほのまる」のサインもあり、オープンして4ヵ月ですが、すでに様々な所から取材がきている模様です。
まろやかな赤味噌ラーメン。
メニューは愛知の「赤みそラーメン」のみ。価格は普通500円(安い)大盛550円ととてもリーズナブル。
ひと口いただくと、マイルドなスープの味が口の中に広がります。細めの縮れ麺に、味噌のスープがよく絡みます。
スープにはコクがあり、マイルドな味です。そして味噌の良い香りがします。その秘訣は焦がし味噌。フライパンでモヤシを炒めて、一緒に味噌をフライパンに入れる。こうすることによって、味噌の香りが引き立っています。
具材はチャーシュー2枚、コーン、モヤシ、ネギ、シナチク、でした。
上品な味で、じんわり沁みてくるおいしさです。
店主の真面目な仕事ぶりが伝わってくるラーメンです。
鳥取には味噌ラーメンの店は、数多くあれど、愛知の赤みそラーメンを食べさせてくれるお店はあまりないので、新鮮です。
愛知出身の店主の赤みそラーメン
店主の桜井さんに話しを伺いました。
桜井さんは愛知県出身。赤みそラーメンをここ山陰の地でも食べてもらいたい、そんな気持ちから、ラーメン屋さんを始めたとのこと。ラーメンは昔から好きで、ラーメン屋さんを開くのが夢だったと語る店主。
「ラーメンは、愛知県のラーメンで、赤みそをベースに合わせ味噌としています。味噌を焦がして、香りをつけています。基本は愛知ラーメンをベースとしていますが、僕のオリジナルの赤みそメインのラーメンと言ってもいいと思います。」
この辺りでは赤みそラーメンは、あまり食べることができません。
ラーメンはワンコインで食べてもらいたい
「ラーメンはやっぱりワンコインで食べてもらいたいから500円でやっています。最初はメニューに大盛りはなくて、サービスで大盛りにしていたら、みんな大盛りを食べられるのでやっていけなくなってしまいました。すいませんが、大盛りの方は少し高くなっています。」
リーズナブルな値段にして、多くの方に食べてもらいたい店主の熱意が伝わってきました。値段は安いですが、品質を妥協している感じは一切ありません。
お客様がのれんをプレゼント!?
「最近うれしかったことは、女性のお客様が増えて来たこと、(店が小さいので)なかなか入りずらいとおっしゃりながらも、来ていただけるのは本当にうれしい」
「こののれんもお客様にいただきました。のれんがないのに気づいたお客様が持って来てくれたんです。思わぬプレゼントにびっくりしましたが、大変感謝しています。ただなぜのれんをお持ちになっていたのかは、分かりません」
店主の明るい人柄が素敵です。店主と話しがしたくて通われるお客様もたくさんいるのではないでしょうか。鳥取の地ではなかなか出会えない。愛知の赤みそラーメン、ぜひ足を運んでみてください。
ごちそうさまでした。
編集後記
店主に話しを伺うと、真面目な方で、ラーメンに真摯に向き合っていられる様子でした。最後に「オープンはしたけど、研究し、試行錯誤してもっと美味しいラーメンを作りたい。」と言われたのが印象に残っています。
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ラーメン屋さくら
住所:鳥取県西伯郡大山町末吉431-2
営業時間:11:00~16:00(終了時間はもう少し遅くまでやる場合あり)