
天神垣神社は、鳥取県米子市淀江町、「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」近くにある、午年ゆかりの神社です。「因幡伯耆國開運八社巡り」のひとつでもあります。
国の重要文化財「石馬(いしうま)」を所有することで知られ、境内には石馬が収蔵庫に大切に保管されています。石馬は古墳時代後期の石造馬で、本州では唯一の貴重な例です。
【石馬の見学について】
※石馬は常時公開されていません。収蔵庫の鍵を開けないと観覧できません。見学を希望される場合は、事前に上淀白鳳の丘展示館までご予約ください。(要予約)
上淀白鳳の丘展示館 TEL:0859-56-2271
2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)まで休館。火曜日休館。
冬季は、雪の多い場合は対応ができないことも有。
石段を上った先には本殿があり、静かな境内で古くからの信仰を感じることができます。
また、本殿右手には、毎年9月に行われる伝承行事「上淀の八朔綱引き」で使われた大蛇が祀られています。
社務所は現在使用されておらず、三が日を含めおみくじやお守りの授与はありません。手水舎も使用できないため、参拝の際はご注意ください。
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天神垣神社 アクセス
鳥取県米子市淀江町福岡1016
天神垣神社までの案内
鳥取県内で午年にゆかりのある「天神垣神社」(あめのかみがきじんじゃ) は、鳥取県米子市淀江町「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」近くにあります。

「淀江ゆめ温泉 白鳳の里」すぐ目の前にある三叉路に、「伯耆古代の丘公園」「上淀白鳳の丘展示館」「上淀廃寺跡」への行先を示す看板があります。
専用駐車場はありません。ゆめ温泉・上淀白鳳の丘展示館・石馬谷駐車場を

その看板を目印に、彼岸花の名所としても知られる「上淀廃寺跡」の方向へ進みます。

上淀寺廃寺跡では、毎年お彼岸の頃になると彼岸花が咲き始め咲き始め、秋には美しい景色が広がります。(2023.9撮影)

約2~3分ほど歩くと、右手に鳥居と看板が見えてきます。
天神垣神社

国の重要文化財「石馬 (いしうま)」 を所有する神社として知られています。

鳥居をくぐり、石段を上って参拝します。
石馬(国指定重要文化財)

石段を上って行くと、境内下段に石馬の収蔵庫が見えてきます。
境内には馬の形をした「石馬 (いしうま) 」があり、江戸時代には「石馬大明神」として祀られており、現在は、天神垣神社が所有。境内の収蔵庫に大切に保管されている。
石馬の概要

石馬 (指定年月日 昭和34年12月18日)
指定年月日:昭和34年12月18日
時代:古墳時代後期(6世紀中頃)
推定出土地:石馬谷古墳(米子市淀江町福岡)

体長約150cm、高さ約90cmの馬の形をした石造物で、前脚は欠けているものの、轡(くつわ)・手綱・鞍など、乗馬用の馬具が表現されています。

微かに赤い色が残っていることから、全体は赤く塗られていたと考えられています。

石馬は、5〜6世紀(古墳時代)に、九州の北部地域の古墳で人形の石造物とともに墳丘に立て並べられたことから、「石人石馬(せきじんせきば)」と呼ばれています。これらは、粘土で作られた形象埴輪と共通点が多く、石で作られた埴輪として当時の祭祀に用いられたと考えられています。
石馬谷古墳からは、石人と思われる石造物の破片も出土しています。石人石馬が確認されているのは、九州北部地域以外では鳥取県のみで、本州では唯一の事例です。
九州北部の石人石馬は阿蘇溶結凝灰岩製であるのに対し、鳥取県のものは地元・大山周辺で手に入る角閃石安山岩が使われています。使用石材は異なりますが、当時の鳥取県と北部九州との間に密接な関係があったことを示す、非常に貴重な歴史資料です。
見学について

【石馬の見学について】
※石馬は常時公開されていません。収蔵庫の鍵を開けないと観覧できません。見学を希望される場合は、事前に上淀白鳳の丘展示館までご予約ください。(要予約)
上淀白鳳の丘展示館 TEL:0859-56-2271
2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)まで休館。火曜日休館。
冬季は、雪の多い場合は対応ができないことも有。
上淀白鳳の丘展示館

「上淀白鳳の丘展示館」は、国史跡「上淀廃寺跡」に隣接する展示施設です。
発掘調査で出土した瓦や仏具、復元模型などを通して、白鳳時代の寺院の姿や当時の人々の暮らしをわかりやすく紹介しています。歴史散策の拠点としてもおすすめのスポットです。
展示館では当時の姿を再現した、石馬のレプリカを見ることもできます。
上淀白鳳の丘展示館 データ
住所:鳥取県米子市淀江町福岡977-2
営業時間:9:30~18:00 (最終入館 17:30)
休館:火曜日(祝日の場合は翌日休館)
年末年始 12月29日から1月3日
電話番号:0859-56-2271
お問い合わせフォーム→こちら
情報:HP
本殿

さらに石段を上った先に、天神垣神社の本殿があります。

木々に囲まれた静かな境内は心がすっと整うような場所です。
祭神・本殿
由緒

創立年代は不詳ですが、往古には大社として社領地を有していたと伝えられています。しかし兵火により、棟札や古文書などはすべて焼失しました。
天正年間(1573~1592)に、安芸国(現在の広島県)の吉川氏によって再興され、近世までは「天満宮」と称していました。明治初年には、村内の山神である大山祇命を合祀し、「天神垣神社」と改称。
さらに大正10年(1921)には、福岡の上淀神社(誉田別尊・大己貴命・下照姫命)を合併し、現在は上淀集落の氏神として信仰を集めています。
狛犬

本殿に向かって左側には「奉」。

右側には「献」と刻まれた狛犬が鎮座し、社を守るように参拝者を迎えてくれます。


さらに狛犬の前には、それぞれ小さな狛犬も置かれています。

静かな空気に包まれた空間で、天神垣神社の長い歴史と信仰を身近に感じることができます。
因幡伯耆國 開運神社巡り

拝殿の前に置いてある木箱の中に「因幡伯耆國 開運神社巡り」のスタンプが入っています。
※開運神社巡りとは、鳥取県内の干支にちなんだ十二の神社、縁起のよい字を冠した八つの神社をそれぞれ訪ね、参拝と祈願をすませたら、置いてあるスタンプを開運グッズの「旅印手帖」「トートバッグ」「手ぬぐい」に押して巡りましょう。
すべての神社を巡り終えたとき、あなただけの開運グッズが完成します。
開運神社巡りについてはこちら⇒「因幡伯耆國 開運神社巡り」
上淀の八朔綱引き(かみよどのはっさくつなひき)

本殿の右手には、編み上げられた大蛇が祀られています。これは、毎年行われる「上淀の八朔行事」で実際に使用されたものです。

「上淀の八朔行事」は、天神垣神社で大蛇を作ることから始まります。
完成した大蛇は、参加者によって荒神さんの周りを三度回り、その後、胴体と頭部に分けられます。頭部は灯籠の上に高く掲げられ、胴体は集落へと持ち込まれて綱引きが行われます。
この綱引きには、五穀豊穣や地域の安泰を祈る意味が込められており、古くから大切に受け継がれてきた貴重な伝承行事です。
「上淀の八朔行事」は、米子市淀江町福岡の上淀地区で毎年9月の第1日曜日に行われています。鳥取県内では、戦前に多くの八朔行事が姿を消しましたが、現在も綱引きの形で伝承されているのは上淀地区のみで、非常に貴重な民俗行事となっています。
社務所

境内には社務所もありますが、現在は使用されていません。
そのため、三が日を含め常時閉鎖されており、おみくじやお守りなどの授与も行われていません。参拝の際は、あらかじめご了承ください。

また、手洗い場(手水舎)も現在は使用されていません。
鳥取県米子市淀江町にある、天神垣神社は午年ゆかりの神社です。「因幡伯耆國開運八社巡り」のひとつでもあります。チェックしてみてください。
天神垣神社データ
住所:鳥取県米子市淀江町福岡1016
駐車場:無
ゆめ温泉・上淀白鳳の丘展示館・石馬谷駐車場を
お問い合わせ:0859-56-2271 (上淀白鳳の丘展示館) 情報:HP
参考資料:「鳥取県神社誌」「新修 米子市史だより」「神社展」「公式鳥取県観光・旅行情報サイトとっとり旅」
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更がある場合がありますので参考程度にお願いします。)
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