米子市の小学校のエアコンは2019年度から事業可予定
米子市の小中学校のエアコンが今後どのような設置計画があるのか?もしくはないのか調べてみました。
調べてみると、米子市議会の会議録検索で検索すると、米子市内の小中学校のエアコンについて教育長がしっかり発言されています。
小中学校のエアコン
2018年夏は猛暑で、記録的な暑さが続いています。
2018年7月に小学1年生の男児が熱射病でなくなるという事件がありました。事件があった小学校はエアコンがついていませんでした。
全国の小中学校のエアコン設置率
文部科学省による、小中学校のエアコンの設置率は
・公立小中学校における普通教室・特別教室の全保有室数820,532室のうち、空調(冷房)設備を設置している室数は342,267室であり、設置率は、41.7%(前回29.9%、11.8ポイント増)であった。
とのことです。
鳥取県はおよそ23%前後。
2018年7月現在鳥取県米子市の小中学校でも多くの学校が設置されていません。ニュースによると耐震工事を最優先にしていたため、エアコンが後回しになっていたとのことです。
しかし米子市議会で設置方向だという北尾教育長の発言がありました。
米子市のエアコン設置計画 概要
米子市の小中学校のエアコン設置計画は国の財源を確保しながら、平成30年度中に計画を作成、平成31年度から10年程度をかけて整備する予定とのことです。
以下議会議事録から
米子市議会議事録 エアコン整備事業
平成30年 3月定例会(第2号 3月 1日) 岡田議員の質問
小中学校へのエアコン整備事業についてお伺いをします。以前から申しておりますとおり、近年の異常気象、特に夏場における気温の上昇は異常であります。しかしながら、現在の小中学校の普通教室にはほとんどエアコンが整備されておりません。
同じ公立でありながら、県内の高校は整備済みであります。子どもたちの教育環境の改善、また教職員の職場環境改善のためにも、計画的に整備をしていく必要性を痛切に感じておりますが、いかがお考えかをお伺いいたします。
この質問に北尾教育長が答える形で
小中学校へのエアコン整備方針についてのお尋ねでございますが、学校へのエアコン設置につきましては、学習環境の課題でございますが、学校関連予算では、今後、継続的に長寿命化・大規模改修事業に取り組む必要がございます中で、
エアコンにつきましては、国の補助事業等の財源を確保しながら、中長期的に整備を図ることとしております。
平成31年度からおおむね10年間で大規模改修を実施する学校につきましては、改修事業にあわせて、普通教室へのエアコン整備を行い、
それ以外の学校につきましても、国の補助事業等の財源を確保しながら、計画的に整備を図ることを基本的な考えとし、平成30年度に具体的な計画を検討し、平成31年度から事業に取り組むこととしております。
という発言をされています。
今のところ計画では2019年度よりエアコン設置事業が始まり、10年間をめどに整備するとのことです。
エアコン設置については賛否ある問題です。地方の限られた予算の中で、優先順位をどのようにつけるのか。しっかり考えて、行動したいですね。