「とっとり防災フェスタ2023」が鳥取港、賀露港、わったいな、かにっこ館周辺で9月10日に開催されました。
鳥取地震から80年の節目の年となった2023年。地震や大雨などに備えたさまざまな救助訓練、地震や津波などの展示ブースが設けられました。
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体験ブース
会場には、ドローンパトロールの取組を紹介するブース、ジャッキを使って救助を体験するブース、地震・津波実験展示など、さまざまな体験ブースが設けられました。
その他、降雨体験機、陸上自衛隊の高機動車、鳥取県警察のレスキュー車、高圧発電機車、レッカー車など、働く車の展示がありました。
また自衛隊・海上保安庁などのヘリコプターや消防車、災害対応車両、海上自衛隊や海上保安庁の船などの救助訓練が行われ、来場者が防災について学びました。
[土石流模型実験]
鳥取県治山砂防課のブースでは、ラジコンのショベルカーを使った土石流模型実験が行われました。
土石流が起こった時にどうなるか、砂防えん堤の有無を比べてみて土砂災害について学びました。
砂防えん堤に堆積した土砂に見立てた飴玉などをショベルカーで取り除くなど、砂防えん堤の維持管理についても学びます。
参加者は楽しみながら砂防えん堤の仕組み・必要性を学びました。
また鳥取大学のブースでは、津波についての説明やメカニズムなどを、実際に模型などを使い紹介するブースの展示がありました。
[体験コーナー]
鳥取河川国道事務所の降雨体験コーナーは、さまざまな強さのあめを降雨体験機により体験できるコーナーです。普段体験できない猛烈な雨など、擬似体験することができました。
また防波堤に取り残された孤立者を海上保安庁ヘリコプター「みほづる」号や鳥取海上保安署の巡視艇「とりかぜ」が、消防団と協力して救助を行うなどの、救助訓練が行われました。
日頃の備え
鳥取地震から80年の節目に開催された「とっとり防災フェスタ2023」。来場者は防災意識を高めるきっかけになりました。
鳥取県では、土砂災害による被害を防ぐため、土砂災害対策工事や施設整備などの対策をしています。これらと併せて住民一人一人がいざという時、命を守るためにどのような行動をするのか?危険地域はどこなのか?住民自らが日頃から備えていくことが重要です。
ハザードマップなどを通して、災害リスクをあらかじめ確認できます。皆さんも一度確認し、土砂災害について考えてみてください。
→ 鳥取県土砂災害ポータル https://www.pref.tottori.lg.jp/239601.htm
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので参考程度にお願いします。)