ポリテクセンター米子は仕事を探している人が学べる場所です。主に、ものづくり分野の訓練を行っているのが特徴で、受講料は無料(作業服やテキスト代などは実費)。雇用保険被保険者は雇用保険の受給を受けながら訓練できます。
2023年8月開講コースが6月9日から募集をスタートしています。
今回募集のコースは
・CAD・NC加工技術科
・産業技術科(ビジネススキル講習付)
です。
募集期間は6月9日(金)~7月18日(火)まで。
見学会:6月30日(金)、7月11日(火)、体験会:7月6日(木)の予定となっています。
老若男女問わず、幅広い年齢の方が受講されています。無料の託児サービスもありますので、子育て世代の方もしっかりサポートします!
今回は、実際にポリテクセンターに行って、講師の方にお話を伺ってきました。
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ポリテクセンターで実施されている訓練
ポリテクセンター米子はお仕事をさがしている人が無料で学べる場所です。
●主に学べるコースは、
①CAD製図や機械加工、溶接など機械分野。
②電気設備の施工や保全の電気、電子分野。
③住宅のリフォームやビル・マンションの保守などの居住分野。
学ばれる方は、老若男女問わず、様々な方がいます。受講料無料で無料の託児サービスがあるので、子育て世代の方もしっかりサポートします!
いずれの訓練も、地域の企業から高く評価されており高い就職率を誇っています。
詳しくはポリテクセンター米子のHPをご覧ください。→https://www3.jeed.go.jp/yonago/poly/
産業技術科(令和3年度:就職率100.0%)
産業技術科では、溶接やフォークリフト操作などを学び、鉄工・物流業界で働くための訓練を行っています。受講すると6ヵ月で10個ほどの資格と技能を身に付けることができるコースとなっています。

板金加工実習所
天井が高く広い構内での授業となります。
こちらは、産業技術科で学ぶことのできる作業のひとつ、溶接の作業風景です。
鉄骨を加工をするために、まず設計図を立て、切断や溶接などの技法を使い完成図をイメージしながら工程を進めていきます。
鉄骨を切断したり溶接しながら、一つ一つの工程を終え、完成したものがこちらのフォークリフト作業台です。とてもしっかりとした造りのものです。
「世の中のどこかに天職があるわけではなく、自分の就いた仕事が天職と考え働くことが幸せなことだと思います。」と話してくださったのは産業技術科のテクノインストラクターの秋元さん。
ある訓練生は入所当初、火花が出ること自体が怖く「アークを出す」という最初の工程につまずき、3日間ほど溶接まで辿り着くことが出来ずにいたそうです。
訓練していく中で作業にも慣れ、溶接の会社に就職。そして溶接コンクールの県予選大会で優勝し、全国大会に出場する実績をあげるほどにまで上達したのです。
自分のことは分かっているようで意外と分からないもの。少しでも興味があることに1歩踏みだしてみると、明日に繋がります。
そんな1歩をサポートしてくれる環境がポリテクセンター米子にはあることを、取材をしていく中で感じることが出来ました。

溶接加工実習所
訓練の期間中、同じ思い、目標を持った仲間と学ぶことができるので、たくさんの仲間や友だちができるそう。
老若男女、年齢差など問わず繋がりが生まれるのは、ポリテクセンターならではの良さですね。
ものづくりが好きな人、毎日コツコツ作業を進めることが出来る人、資格を仕事に活かしたい人、におすすめの産業技術科では、溶接の他にフォークリフト運転技能講習、小型移動式クレーン運転技能講習など様々な講習を受講することができます。
ポリテクセンター米子は、溶接検定の試験会場にもなっており、検定対策も充実しています。就職支援もしっかりとサポートしてくださるので安心して受講することが出来ます。
CAD・NC加工技術科(令和3年度:就職率95.3%)
CAD・NC加工技術科では、機械部品を作るための加工技術と、CADを使用して物の形を考える図面技術を習得するためのトレーニングを行っています。

汎用工機械実習場
こちらは旋盤という丸い形の部品をつくるための工作機械で、手動でハンドルやレバーを動かして操作する汎用旋盤です。
回転させた材料に工具を当て削り、穴あけ、切断などの加工を行うことを旋盤加工といいます。鉄、ステンレス、樹脂など多種多様の材質の加工に使われています。
この他にも、様々な部品を作る工作機械についての技能や知識についても学ぶことができます。
旋盤をコンピューターで制御したNC旋盤のプログラミングやフライス盤で行う作業が自動でできるマシニングセンタのプログラミングや加工作業などの技能や知識も習得できます。

機械CAD室
そしてこちらは3Dプリンターです。データをもとに樹脂などを加工して立体的な造形物を作ることが出来る機器です。
3Dプリンターを使用し、受講生の方々が制作された作品が展示してありました。
このように、フィギュアや模型、アクセサリーなどデータと素材さえあれば様々なものを形にすることができます。ものづくりのアイデアが浮かんできそうですね。
とても気さくに色々なお話をしてくださったCAD・NC加工技術科のテクノインストラクター花谷さん。就職した後も話に来られる修了生もおられるそう。
講習が楽しい、もっと学びたい、そんな気持ちに寄り添ってくれる場所があり、受講中もその後もサポートしてくださるインストラクターさんの存在は大きいですよね。
パソコンを使う作業が好きな人、物を作ることが好きな人、細かい作業が好きな人におすすめのCAD・NC加工技術科では基礎からのものづくりの勉強が出来ます。
修了時にはフォークリフト運転技能講習修了証などの資格が取得できます。
取材を終えた感想
ポリテクセンターは、技術を学べるだけではなく、学生の頃とはまた違う新たな気持ちで「学ぶ」ということに対して向き合う時間を過ごせる場所になると思いました。
自分の技量を用いて製品を作る「ものづくりの仕事」。自分の仕事が形となり世の中に製品として残る喜びは、やりがいを感じる瞬間でもあります。
ポリテクセンター米子で、ものづくりに必要な技能や知識、資格を取得し新しく再スタートしてみませんか。
新規募集 2023年8月開講コース
2023年8月開講コースが6月9日から募集をスタートしています。
今回募集のコースは
・CAD・NC加工技術科
・産業技術科(ビジネススキル講習付)
です。
募集期間は6月9日(金)~7月18日(火)まで。
◎見学会:6月30日(金)、7月11日(火)、体験会:7月6日(木) の予定となっています。
◎受講料無料
◎無料の託児サービスもあります。
就職支援アドバイザーや職業相談員によるマンツーマンの職業相談や、支援など入所から修了後までの就職活動のサポートも充実しています。
詳しくはポリテクセンター米子ホームページ、もしくは電話0859-27-5115 (求職者向け職業訓練について)まで問い合わせてみてください。
ポリテクセンター米子 データ
住所:鳥取県米子市古豊千520番地
電話:0859-27-0111(代表)
電話:0859-27-5115 (求職者向け職業訓練について)
HP: ポリテクセンター米子ホームページ
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので参考程度にお願いします。)