【メディア初公開!?】珍樹二股クスノキ発見!賀茂神社天満宮の杜にあるご神木です。
賀茂神社 天満宮の境内には、根元が1本の木で幹が2股に別れたクスノキがあると聞いて、早速行ってきました。
普通クスノキは、1つの株から1の幹が育つそうですが、当然変異で2つの幹に分かれることがあるそう。
賀茂神社 天満宮の宮司さんは、このご神木を「“夫婦楠(めおとくす)”と名づけて、大切に守っていきたい」とお話しくださいました。
「賀茂神社 天満宮」アクセス
住所は鳥取県米子市加茂町2-212
駐車場は神社の北側にあります。8台とめることができます。
鳥居をくぐると、狛犬がお出迎えしてくれます。
綺麗に掃除され、気持ちの良い雰囲気です。
夫婦楠(めおとくす)
境内にある末社稲荷神社の向かって左側を進むと夫婦楠があります。
ちょっと奥に入るので、知らない人がほとんどだそうです。
まだ樹齢100年にもなっていないと思われる若い木だそうですが、2本の幹はその名の通り、仲の良い夫婦みたいですね。
賀茂神社 天満宮についてもお話しを聞いてきました!
「賀茂神社 天満宮」由緒
賀賀茂神社天満宮の主祭神は、「別雷神」(ワケイカズチノカミ)と「菅原道真神」(スガワラミチザネノカミ)。よく親しまれている名称としては、雷神様と天神様ということですね。
米子城跡の山を神体山として、大自然の神「別雷神」を祀り、祭祀を営む神殿を今の地に建てたのが始まりだそうです。
米子城跡が神体山だとは知りませんでした!と言っても、この山が神体山として崇められた頃にはお城は無いはずですので、少なくとも戦国時代よりもっと古い歴史があるということですね。
この神社は雷の神威によって「何事にも貫く」というおかげがあると、知られています。受験シーズンになると学業成就や、合格祈願で参拝する人も多いそうです。
夏祭りの奉納で子供たちの絵が社殿の周囲に奉られているのが素敵でした。
昔はこの神社の周辺を米子町といったそうで、そこには米子という地名発祥の由来もあり、生粋の米子総鎮守として人々に親しまれ、護り、守られている暖かさがある神社だなぁと感じました。
米子三名水の一つ「宮水」も有名です。
この日もペットボトルを持って宮水を汲みにお参りされている人が多数いました!
宮水を汲む時には、予約をすれば祈願もしていただけるそうです。汲んだお水は家の周りに撒いたり、お風呂に少し入れたり、不浄なところや気になる箇所に撒くとお清めになるそうです。昔から飲料水として親しまれている湧水だそうですが、今は煮沸してから飲む様にと注意書きがありました。
お参りの際はペットボトルを忘れずに!
参道を歩くと一番はじめにあるのが「おみくじ頒布所」です。ここにはいろんな種類のおみくじがあり、気になること別で、おみくじがひけるところが面白いです。
またここにはこの神社で頒布されているものがサンプル的に置いてあるので、ここで欲しいものをある程度決めてから授与所に行く事ができるから、すごく便利で嬉しいです。
感謝の気持ちを伝える場所
宮司さんのお話の中で、一番ハッとしたのが
「ここの神社はどんな御利益があるんですか?」
と私が質問した時に
「神社は、感謝の想いを伝える場所ですからねぇ。御利益の期待やお願いごとで心がいっぱいな状態でお参りするより、感謝の想いを心いっぱいにしてお参りしてみてはどうでしょう?」と静かに答えてくださったことです。
確かに。今まで神社ではお願い事をするところだと思っていました。
なので、その観点だと何のご利益があるんだろう?という自己本位になってしまうんですね。
そうではなく、今までの感謝を伝えてそのおかげで今があるわけですので、お願い事をするなら感謝が先だなって思いました。
取材の後、改めて「ありがとうございました」とお参りして帰りました。こころがとってもぽかぽかになれましたよ!
米子の人に親しまれ、節目ごとにお参りする人も多い賀茂神社天満宮。ご神木として、名付けられた「夫婦楠」も是非参拝の折、拝みに行って感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
「賀茂神社 天満宮」データ
住所:鳥取県米子市加茂町2-212
電話:0859-22-5780
FAX:0859-22-5799
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので参考程度にお願いします。)
[お願い]鳥取マガジンでは皆さんからの地域情報をお待ちしてます
↓フォロー
鳥取マガジン公式LINE
鳥取マガジン インスタグラム
鳥取マガジン ツイッター
鳥取マガジン ユーチューブ
↑フォロー