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山陰の刀鍛冶の里【たたら鍛治工房】で鍛冶体験![島根県雲南市]

某人気アニメでも話題になった「刀鍛冶の里」が島根県にもあるのはご存知でしょうか?

 

「たたら製鉄」という千年余りにわたって受け継がれてきた伝統的製鉄法で日本刀や鉄製品を製造していた歴史がある島根県雲南市吉田町。

 

今回は、その雲南市にある「たたら鍛冶工房」で鍛冶体験をしてきました!

 

たたら鍛治工房アクセス


住所は〒690–2801 島根県雲南市吉田町吉田892−1です。

 

中国横断自動車道の吉田掛合IC出口を進みそのまま県道336号線から県道38号線に入り左折すると到着します。

 



今は使われていないようですが、大きな水車が目印です。

 

以前はこちらに、吉田村の鉄産業の歴史を当時のたたら製鉄復元模型とともに学べる【鉄の未来科学館】という施設があったようですが令和3年に閉館しています。

 

現在は駐車場に隣接する蕎麦屋さんと今回伺うたたら鍛治工房が営業しているとのこと。

 

広めの駐車場から向かって正面に施設が見えます。

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ペーパーナイフ作り体験

今回伺ったのは鍛冶体験を通して「ペーパーナイフ」を制作するもの。

 

はじめに一通りの手順の説明と注意事項についてのお話しをされてから早速体験していきます。

 

作業中は火の粉が服に付く可能性があるので、貸し出しの上着と手袋をつけます。

 

①釘を用意する

5cm幅の釘に熱をいれてペーパーナイフを成形するそう。

 

②炉で熱する
ハサミのようなもので挟み、炉の中に入れます。
炉に空気を送るための「ふいご」で送風して火加減を調整しながら、火入りの確認を行って行きます。
だんだん赤く熱が伝わってくるのがわかります。
③持ち手の部分を打つ
トンカチを持つ時は、長い方が打ちつける面になるように持ちます。
真っ赤に染まった部分をトンカチで打って平らにします。
これが中々難しい!!!
真っ直ぐ打てているように思えても、曲がっていたりします。見た目以上に力が必要で苦戦し、かなり造形が歪になってしまいましたが、最後はしっかりと修正してくださるので安心して取り組めます。
④刃の部分を打つ
ハサミで③の部分を持ち、炉にいれて熱を通します。
前回同様、赤くなったところで取り出し、再び打って平らにします。この時に、どんなデザインのペーパーナイフか相談しながら決めます。刃の向きや形など、自分好みの1本が作れます。
こちらでもある程度打ち終わると、職人さんが仕上げてくださいます。
⑤刃の部分を研磨する

専用の機械で刃の部分を仕上げていきます。こちらではゴーグルと軍手を装備して説明に従いながら削っていきます。

 

⑥完成!

仕上がったペーパーナイフがこちらになります。

 

研磨した刃の部分はたまに拭きあげる等きちんとお手入れすれば数十年は持つとのこと!何かと郵便物が増えがちな冬にも、手指の乾燥を気にせず開封するのに大活躍しそうです!

 

糊付けされた封筒は指では中々開けにくいこともあると思うのですが、こちらを使うとスッと切り込みを入れられるので、封筒が綺麗な状態で開けられるのも嬉しいです!

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地元の伝統工芸を学べる機会として

生まれ育った地域の伝統文化の学習の時間として砂鉄から小刀を制作する授業があるそうで、入口には、地元小学生からの体験についての感謝の寄せ書きが掲示されていました。

 

滅多にできることのない機会として大きくなってからも忘れない体験になるのではないでしょうか?学校行事や地域の自治会のイベントとしても楽しく参加できそうです。

 

こちらの施設では今回の体験の他に、小刀になる材料を制作しているとのことで、制作中のものを見せてくださいました!体験以外でも学びがあり最後まで楽しめました!

 

たたら鍛治工房まとめ

なんとなく聞いたことがありながら、イメージがつかないたたら製鉄について、実際に職人の方にお話を聞きながら楽しく体験することができるので、お友達同士や家族での体験がおすすめです!

 

たくさんの工程を重ねて出来上がるペーパーナイフはきっと思い出と共に宝物になるはずです。

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たたら鍛治工房データ

※体験の際は事前に予約が必要です

住所:〒690–2801 島根県雲南市吉田町吉田892−1

電話番号:0854−74−0311

定休日:随時サイトに掲載

営業時間:10:00〜15:00

体験申込サイト

(上記の情報は記事作成時点でのものですので参考程度にお願いします。詳しくはお店へお問い合せください。)

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