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【教えて先生】「知っておきたい大腸カメラ検査の最新事情②」医療法人元町病院 消化器内科部長 池淵雄一郎先生に聞く

境港市美容・健康

大腸がんは日本人にとって身近な病気の一つです。大腸がんは早期に発見すれば治癒が可能な疾患です。

 

早期発見のために有効とされているのが「大腸カメラ検査」ですが、実際に受けたことがある方が少ないのが現状です。

 

今回は、2025年4月より「医療法人 元町病院」で診察を行っている、消化器内科部長 池淵雄一郎先生に、大腸カメラ検査の必要性についてお話を伺いました。穏やかでやさしく話してくださる姿が印象的な、とても素敵な先生です。

 

「大腸カメラ検査の最新事情①」はこちら→「知っておきたい大腸カメラ検査の最新事情①

 

今回は、最新の大腸カメラ検査について詳しくお伝えします。

 

家族や大切な人と一緒にがんについて考えてみましょう。

 

大腸カメラ検査について

 

――池淵先生、大腸カメラ検査とは、どのような検査になりますか?

池渕先生
池淵先生
大腸カメラは、お尻から内視鏡を挿入して大腸の中を直接観察する検査です。

検査前に便が残っているときちんと観察できないため、前日は消化のよい食事を心がけ、検査当日は下剤を1〜2リットルほど飲んで大腸を空っぽにしてから行います。
CTやMRIなどでは見つけにくい、小さな病変も確認できるのが大腸カメラの特徴です。大腸がんやポリープの発見に関しては、大腸カメラに勝るものはありません。

 

――どんな症状があれば受けた方がいいですか?

池渕先生
池淵先生

急に便通がおかしくなったり、便が細くなったり、便に血が混ざるといった症状は要注意です。
また、大腸がんの家族歴がある方は、親族ががんを発症した年齢より少し早めに一度受けておくと安心です。

普段から便の状態を見ておくことも大切ですが、気にしすぎる必要はありません。「いつもと違う」と感じたら、一度検査を受けることをおすすめします。

 

――大腸カメラ検査の流れを教えてください。

池渕先生
池淵先生

まずは症状や不安があったら外来を受診してください。そこで検査の説明を行い、下剤の準備をします。
検査当日は朝から下剤を飲み、腸がきれいになった状態で内視鏡を行います。

検査はベッドで横になったまま行い(四つん這いではありません)おしりに穴のあいた専用パンツや長めの検査着を着て、できるだけ恥ずかしくないように配慮して検査を行います。

異常がなければその場で「問題ありません」と説明し帰宅できます。
小さなポリープならその場で切除して帰れますが、大きなものは後日、入院して安全に処置します。

 

――痛みが心配ですが、鎮静剤は使えますか?

池渕先生
池淵先生
過去に検査でつらい思いをされた方やお腹の手術歴がある方には、鎮静剤を使って眠っている間に検査を受けていただくことができます。

以前は鎮静後に2時間程度の安静が必要でしたが、2025年7月からは消化器内視鏡専用の新しい薬が保険適用となり、30分〜1時間ほどで目が覚めるようになりました。
ただし、鎮静剤を使用した場合は自動車の運転をして帰宅することはできません。そのため、付き添いの方に迎えに来ていただく必要があります。

 

――AIを使った検査とはどのような検査ですか?

池渕先生
池淵先生

最近はAIも導入されていて、検査中の映像をリアルタイムで解析し、ポリープやがんが映ると知らせてくれます。

これは「ダブルチェック」のようなもので、医師とAIの二人三脚で見逃しを減らすことができます。
小さな病変も見つけやすくなり、非常に役立っています。

 

――大腸カメラ検査は、どのくらいの頻度で受けるのが一般的ですか?

池渕先生
池淵先生
大腸カメラ検査を受けて、特に異常がなく健康な方であれば、10年に1回程度で十分です。
一方で、小さなポリープが見つかった場合は3年後、大きなポリープやがんを切除した場合は1年後の再検査をおすすめしています。

 

――患者さんに快適に検査を受けてもらうための工夫について教えてください。

池渕先生
池淵先生

検査はどうしても不安や緊張を伴います。できるだけ落ち着いた環境で検査を受けてもらうことを大切にしています。患者さんに好きな音楽を聴いてもらったり、アートを取り入れた空間で検査を受けてもらえるようにしています。

 

――とても穏やかな環境ですね。

池渕先生
池淵先生

検査で、もし一度でもつらい経験をしてしまうと、2~3年受けない方もおられます。そうすると、病気の早期発見のチャンスを逃してしまうかもしれません。

検査を受ける方が少しでも安心して検査を終えられるように、音楽や診察室の環境作りなどを大切にしています。

 

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。

池渕先生
池淵先生

大腸カメラは「怖い」「恥ずかしい」と思われがちですが、実際には安全で、がんの早期発見にとても有効な検査です。症状がある方はもちろん、一度受けておくと安心ですよ。

 

――池淵先生ありがとうございました。

 

本日のまとめ

・症状(血便・便通異常)があれば早めの検査を。
・鎮静剤やAIの導入で、以前より快適で精度の高い検査が可能に。
・大腸カメラで早期に発見・治療し、大腸がんを防ぎましょう。

大腸カメラ検査

「医療法人 元町病院」では、日本消化器内視鏡学会認定の内視鏡専門医による、大腸内視鏡AIを導入しており、大腸がんや大腸ポリープなどの病変の早期発見をサポートしています。

 

検査は予約制ですが、最短で翌日の検査も可能です(事前に下剤の内服が必要です)。

 

大腸カメラは、鎮静剤を用いた「眠っているような状態」での検査が可能です。苦痛が少なく、安心して検査を受けられます。

 

検査をご希望の方は、お気軽に内科外来までご相談ください。
0859-44-0101 (医療法人 元町病院)

 

消化器内科部長 池淵雄一郎先生 紹介

池淵雄一郎先生は、長年にわたり消化器内科の分野で診療に携わってこられた専門医です。患者さん一人ひとりに寄り添いながら、地域の消化器医療を支えています。

 

・日本内科学会 総合内科専門医
・日本消化器病学会 専門医・指導医
・日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・Fellows of JGES
・日本消化管学会 胃腸科専門医・指導医
・日本肝臓学会 専門医
・日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医

 

医療法人 元町病院

住所:鳥取県境港市上道町1895-1

電話番号:0859-44-0101

診療時間:午前 9:00~13:00(受付終了 12:30)
午後 15:00~18:00(受付終了 17:30)

情報:HP/Instagram

(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので参考程度にお願いします。)

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