[鳥取県中部地震]北栄町に災害ボランティアに行って来た。ボランティアを受け付けている場所、注意点など。
こんにちは、鳥取マガジンです。
鳥取県中部地震の被災地では災害ボランティアを募集しています。鳥取マガジンのトマルと向井が、災害ボランティアに行ってきたので、ボランティアの申し込み方、実際行った体験について書きました。
その前に、、、
こんな記事が、、、、、!
鳥取県中部で震度6弱を観測した21日以降、県内の観光客が激減している。県によると、24日までの4日間で少なくとも8357人分の宿泊がキャンセル。
宿泊キャンセル8千人超 鳥取地震の風評懸念鳥取県中部で震度6弱を観測した21日以降、県内の観光客が激減している。県によると、24日までの4日間で少なくとも8357人分の宿泊がキャンセル。被害のない県西部…
鳥取県中部のほとんどのお店や旅館、ホテルなどは通常通り営業しているので、遠慮せずに鳥取に来てください。旅館などキャンセルする必要ないですよ。
鳥取県中部地震ボランティアの受け入れ場所
現在(10/26)災害ボランティアを受け付けているのがこちらの4ヶ所。
倉吉市災害ボランティアセンター
倉吉市上灘公民館(倉吉市上灘町9-1)
午前8時30分から午後5時まで
0858-22-9801
湯梨浜町災害ボランティアセンター
湯梨浜町役場 別館講堂(湯梨浜町久留19-1)
午前9時から午後5時まで
0858-35-2351
北栄町災害ボランティアセンター
北栄町社会福祉協議会(北栄町瀬戸36-2)
午前9時から午後5時まで
0858-37-4522
三朝町(三朝町)
三朝町社会福祉協議会(三朝町横手50-4)
午前8時30分から午後5時まで
0858-43-3388
ボランティアに参加可能な人は、鳥取県内に在住の人であること。
住んでいる社会福祉協議会のボランティア保険(天災タイプ)に加入できる人(すでに加入している人は新たに加入する必要なし)です。
社会福祉協議会のボランティア保険
住んでいる自治体には、どこかに社会福祉協議会の事務所があります。そこでボランティア保険に入ります。ちなみに米子市はふれあいの里の2階にあります。この日はボランティアセンターの休館日でしたが、(特別なのかわかりませんが)保険の申し込みはさせてもらえました。ありがとうございました。
ボランティア活動保険。保障内容によってA(430円)とB(650円)があります。僕はAの保険に加入しました。
鳥取県中部地震ボランティアの仕方
保険に加入した後、上記記載のボランティアセンターのどちらかに行き、受付をします。受付後、ボランティアの場所を指定され、現場に行くことになります。
基本的には、自分たちの自動車等で移動します。出来る限り自家用車で行った方がよさそうです。(もちろん汽車・バスなどで行っても大丈夫です。)
北栄町災害ボランティアセンターに行って来た!
ボランティア保険に入って、一路北栄町を目指します。数ある中で北栄町を選んだのは、ほのまる向井は北栄町の「ふるさと大使」だから。北栄町が困っているなら「ふるさと大使」が行かないわけには行きません。
ボランティアセンターに行って、受付をすませます。しばらく待っていると「倒れた塀の片付けで4~5人出来る方」と呼ばれました。場所の説明を受けて、現地に向かいます。
現地に向かう途中に使用する道具を借りることができます。「塀の片付け」という指示でしたので、ほうきやちりとり、スコップなどを持って行きました。自分で道具を持って来た人は自分の物を使えます。大工道具、工具箱を持っていくと役にたつこともあります。実際ニッパーとか、ペンチがあればもっと仕事が早くできるのに!!って思いました。
行ってみると指示とは異なる仕事が待っていました。塀どころか家が壊れており、実際やった作業は家が崩れた後のがれきを運び出すという作業でした。「崩れた塀の撤去」という最初の想像よりも、ハードな仕事になっていましたので、持って行ったほうきなどは一度も使わないで、ひたすら瓦などのがれきを運んでいました。終わった後はクタクタになりました。
作業しているすぐ横には今にもくずれそうな倉庫があったのでヘルメットは必須です。頭の大きさが松井秀喜より大きいという向井さんもなんとかヘルメットをかぶることができました。
町を歩くとよく分かる地震の被害
自動車で走っていると被害は少ないように見えますが、ちょっと路地に入ると崩れた家や傾いた家・塀などがたくさん見受けられます。その他にもヒビがはいっていたり、傾いたりしている家がたくさんです。
崩れた家は、やるべきことたくさんあります。がれきが膨大なので、人がたくさんいればいる程良いのです。
災害ボランティアをさせてもらって、「百聞は一見に如かず」ということを強く思いました。震源地から離れた場所(米子)にいると、震源地の様子はよく分かりません。行ってみてこれは大変なことだ!と強く思いました。同じ鳥取県にいながら、どこか人ごとだった自分がいたのかもしれません。
行ってみて力になれたかは分かりませんが、現地の状況は少しだけ分かりました。実際に自分で出向いて自分の眼で見なければ、分からないことがたくさんあるなぁと思いました。1番つらい被災された方が、お茶を出してくれたり、「ありがとう」と言ってくださったことが嬉しかったです。ボランティアに行った僕たちが逆に元気をもらいました。したことはたった1日で大したことなく、自己満足だと言って良いと思うのですが、とても清々しいしい気持ちになりました。
災害ボランティアは様々な仕事があります。特に片付けなどはマンパワーが必要ですので、ボランティアが出来る方は是非行ってみてください。「自分のことは自分でできる」方なら、だれでも出来ますよ。僕はここで素敵な仲間たちに出会うことができました。一緒に作業をしてくれた方たち、ありがとうございました。またどこかで会えたら嬉しいです。
現在鳥取県の各自治体では災害ボランティアを募集しています。被害状況やボランティア募集の状況は日々変わるので、下記リンクからご確認ください。
最後に一緒にボランティアをした方に撮ってもらった写真を貼ります。被害の一部でも伝えることができれば良いのですが。