大迫力!鳥取砂丘「砂の美術館」
鳥取砂丘の横にある「砂の美術館」に行ってきました。新しい展示が2016年4月16日から始まっています。ここの美術館は砂で作った砂像が展示してあります。札幌の雪で作られた雪像は有名ですが、ここ鳥取の砂で作った砂の像は、全国的には知られていないかもしれません。
でもその砂像がすごいのです。2015年トリップアドバイザーのエクセンス認証も受けており。かなり好評価の施設です。
2018年の展示はこちら↓
想像以上の大迫力![砂の美術館2018] 砂で世界旅行・北欧編
砂の美術館とは?
「砂」だけで作られた砂像の彫刻作品が展示されている美術館です。
砂像とは水で固めただけの砂の塊を彫る彫刻芸術です。素材が砂であるため、制作中から完成後も常に崩れる危険が付きまといます。 素晴らしい芸術作品でありながら、崩れやすく、その姿を永遠に維持することができない砂像は、その儚さの中に美しさを秘めているのです。
本当に水で固めただけなんだろうかと思えるほど、緻密で巨大で、大迫力の砂像です。すぐ手に届くところに、子どもたちが触って壊してしまいそうな場所に、砂像があります。
砂で世界旅行・南米編
2016年はブラジルでオリンピックが開かれるということで、今年のテーマは南米です。
最初にお目見えするのが、楽器を演奏する先住民ケチュア族。これは「クスコの街並み」という作品で、インカ帝国の首都だったクスコの町並みを再現した物です。天空都市としてしられるマチュピチュよりもさらに1000mほど高い場所にあります。インカ帝国はこのクスコを中心にして大きくなりました。
おじさん達が楽しそうに楽器を演奏しています。一つ一つが緻密です。
近づくとこんな感じです。どーん。
その楽器を演奏している人たちの後ろの風景も凄い。
建物が一面を覆い尽くしています。あの後ろの建物も丁寧に作られています。
続いてのコーナーは「チチカカ湖と民族」
名前だけは聞いたことある南米最大級の湖チチカカ湖に暮らす人たちです。
海抜3812mにあり、船が行き交う湖の中では世界最高所です。もちろん船も人も全部砂で出来ています。
お次は「アマゾンの動物達」
「ガブっ」ジャガーがワニに噛み付いています。
やっぱり南米といえば、ジャングルだったり、ガラパゴス島であったりで、珍しい動物がたくさんいます。動物は動きがありますので、迫力がでます。
アマゾンの広さは地球上の熱帯雨林の半分に相当します。アマゾンでは木を登り泳ぐこともできるジャガーが食物連鎖の頂点に君臨しているそうです。
コルコバードのキリスト像
そしていくつかの展示を進むと巨大なお顔があります。
これが有名なリオのキリスト像です。
ブラジルの映像が出ると、大抵出てくるのが、あのキリスト像です。
大きい顔だなって写真をとり、その他の展示を見て回り、ふと振り返ると、、。
な、な、なんと、遠くから見ると、ど、ど、どーん!
写真分かりますか?顔と手。
ぐるっと回ってさっきの顔の方を見ると、巨大なキリスト像になっている。
この大迫力。写真では伝わりにくい。これは実際に見ないとわからないかもしれません。
新大陸発見
大航海時代にヨーロッパの人たちが南米に来ました。なんだか乱暴そう。それまで先住民しかいなかった南米大陸にスペインが進出し、インカ帝国を見つけた訳です。
進出して来たヨーロッパの人たちを原住民が不安そうに眺めています。
インカ帝国
インカ帝国は最盛期には、1600万人の人口を抱える大帝国でした。
何度も言いますが、全部砂です。彫刻ですから、平面でなく立体です。
リオのカーニバル
展示の最後の方には、ブラジルといえばこれ、「リオのカーニバル」があります。
近くに行くと一緒に踊りだしたくなります。
本場のカーニバルを見に行きたいですね。衣装の毛の感じなんかもよく表されています。
圧巻「伝説の黄金郷エルドラド」
圧巻は伝説の黄金郷エルドラドです。展示室の1番置壁側にずどーんとありあす。
写真では分かりにくいですが、かなり大きいです。何メートルもあり、滝がながれている所もあります。
写真を撮るスペースもあります。
砂で作った像は、想像以上に大きくて、緻密で、迫力があります。
一緒に行った友人が過去最高の展示だったと言っていました。
大満足して帰路につきました。
鳥取市に行ったら、鳥取砂丘と砂の美術館は必ず行って欲しい場所です。
砂の美術館
場所:鳥取市福部町湯山2083-17
電話:0857-20-2231
開館時間:9:00~18:00(17:30が最終入場)
入館料:一般600円、小中高生300円