[鳥取県]チェーン規制!雪が降ったらチェーンが必要?調べてみた。
国土交通省の発表があり、「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識の新設が公布・施行されました。
鳥取県内高速道路米子道(湯原IC~江府IC)でも、その範囲となっています。
鳥取県では冬は雪が降り、道路も凍結する箇所ができるので、スタッドレスタイヤは必須ですが、チェーン規制というのはどういうことでしょうか?
というわけで調べてみました。
チェーン規制とは?
今回のチェーン規制は、昨年までであれば、集中豪雪で通行止めにしていた大雪時に、長く通行可能にするための措置です。
チェーン規制は、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに行います。
ちなみに平成29年度の大雪特別警報の発令は0件、大雪に対する緊急発表は3件あったようです。
つまり冬になると、必ずチェーンを付ける必要があるわけではなく、大雪が降ると見込まれたり、実際に降り始めた時だけ、チェーン規制となります。
今回のチェーン規制は、以前であれば通れなかった状況で、(チェーンを装着し)通行を可能にすることで、通行止めにする時間を少なくなる措置です。
ですから制限が増えたというよりも、以前より(チェーンを装着すれば)より多くの時間、高速道路を通行できるようになりました。
規制区間は?
鳥取県から岡山県にまたがる高速道路の米子道(江府IC~湯原IC)までが規制区間になります。
チェーン規制時には、規制区間の手前でタイヤチェーン装着状況の確認があり、スタッドレスタイヤは通行することができません。
なぜチェーン規制?
国土交通省から出されている、「大雪時の道路交通確保対策中間とりまとめ」によると、
〇近年集中的な大雪が局所的に発生することが増加している。
+
〇輸送の小口化、量の増加により、以前に比べ大雪時に車両が滞留することは、生活や経済に大きな影響がでるようになった。
↓
以前は「道路を出来るだけ通行止めにしないこと」を目標としていたが、これからは
大規模滞留の抑制と通行止め時間の最小化を図る 「道路ネットワーク機能への影響を最小化」を目標として対応
つまり、大雪時の対応として、「道路をなるべく通行止めにしない」ということではなく、「被害を最小限にする」そのためにどうすれば良いか考えるという方向になったということです。
その施策の一つが今回のチェーン規制となったわけです。
トラックとチェーン
さらに「大雪時の道路交通確保対策中間とりまとめ」よると、
高速道路の早期通行止めに伴い、並行する国道等に車両が流れ込むことによって、大規模な滞留につながるケースも多い。
その原因の一つとして、チェーン未装着の大型車による影響が大きいと考えられる。
例えば平成 27 年度では、直轄国道において立ち往生車両が 500 台以上発生し、このうち約 6 割が大型車となっていた。特に立ち往生車両の特徴として、冬用タイヤは装着しているがチェーンは未装着である車両が約 9 割を占めていた。
トラックのチェーン装着を促すことが、立ち往生車両を減らすことに大きな効果があります。そのための仕組みを作る必要もありそうです。
大雪
近年ドカ雪といわれる大雪が増えたように感じます。
もちろん除雪整備や雪に強い道路整備など、国や公共団体がきちんと対応することも大切だと思いますが、それだけでなく、地域住民の一人一人が大雪に対して意識を向けることが必要ではないでしょうか。
雪がたくさん降ったら、みんなのために自分はどのような対応をとればいいか考える必要がありそうです。
まとめ
・鳥取のチェーン規制区間は、高速道路の米子道 江府IC~湯原ICまでの間。
・大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに発令される。
・その数は平成29年度で3件のみ。
・チェーン規制は道路渋滞など、大規模滞留が起こらないように、「被害を最小限にする」施策の一環。
・個人個人の大雪に対する備えや意識の変化が求められている。
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