鳥取県在住の作家皆藤黒助さんが本を出版!「ことのはロジック」が面白い
鳥取県在住作家皆藤黒助さんの新作「ことのはロジック」が講談社タイガより発売されました。発売後に重版が決定するなど、話題となっています。
新作「ことのはロジック」とは
内容紹介
書くべき言葉を見失った元天才書道少年の墨森肇は、金髪碧眼の転校生アキに一目惚れ。しかし、アキの憧れがI love youの名訳といわれる「月が綺麗ですね」を超えた告白をされることだと知り、頭を抱える。
回し手紙の伝言ゲーム、存在しない幽霊文字”彁”、同人誌の不可解な改変など言葉にまつわる事件を解決し、肇は日本語史上最大級の無茶ぶりに応えて無事告白できるのか!?
文字にまつわる短編集です。まず僕は夏目漱石が好きなので、『I love youの名訳といわれる「月が綺麗ですね」』が出てくるところに興味惹かれます。
面白い題材なのが「存在しない幽霊文字”彁”」の話。漢字には、意味も読み方もない幽霊文字と言われる漢字があるのを知っていましたか?
パソコンなどで検索するために便宜上の読み方などはあるのですが、その他は不明。僕はそんな漢字があるとは初めて知りました。
3話目の聾学校に通う男の子と盲学校に通う女の子の話もドキドキします。
そして4話目で分かる真実とは、、、、。
僕も学生時代を思い出してキュンキュンしました。ページがどんどん進みあっという間に読了。面白かった!
ライトノベルというジャンルになるのだそうですが、エンターテインメント性にあふれた作品となっています。
Twitterでの感想
ことのはロジック当たり本だった
— 御影 (@MikageToNeco) 2019年3月13日
『ことのはロジック』読了。ボクもささやかながら日本語が好きなので、言葉を題材にしたこの作品はドンピシャでした。特に「彁」の話が心に残った。「名前とは生まれてくる子へのプレゼント。とびきりの愛が詰まった、他に類を見ないほどに美しい言葉だ。」
この本の中で、一番お気に入りの文章。 pic.twitter.com/F51GJYBZuq— あさぎり (@ueguiter) 2019年3月15日
#読了
ことのはロジック/皆藤黒助先生書道のキーワードに珍しいなと思って購入。優しくてふつーにいい話だった。1話は、トリックありきかなー、てか何だこいつ学生なのに燃え尽きちゃってと読んでたけど、2話3話最終話と読んでいくにつれ、驚きが大きくなって、いい話だった(о´∀`о)楽しめました? pic.twitter.com/2JA5h7QNqE
— q2(´∀`) (@_graphi92) 2019年3月14日
なかなか評判がよさそうです!!
皆藤黒助とは
皆藤黒助(@kaitoukurosuke)鳥取県出身、在住作家。
『妖するに、怪異ではない。』で「スマホ小説大賞2014 角川文庫賞」を受賞。近著に『真実は間取り図の中に(角川文庫)』『ババチャリの神様(双葉文庫)』『思い出の品、売ります買います(角川文庫)』『やはり雨は嘘をつかない(講談社タイガ)』『よう怪シリーズ1〜3(角川文庫)』など。
角川文庫から出版された『よう怪シリーズ』は人気で3巻まで出版されています。この本の舞台は鳥取県です。
皆藤黒助さんのデビューは、今は懐かしい「ケイタイ小説」。携帯(スマートフォンではなく)で気軽に読める携帯小説作家として作家活動をスタートされました。
その当時の執筆は携帯電話でされていたというから驚きです。その後「スマホ小説大賞2014」などの賞を受賞され、単行本、文庫本、漫画原作など様々な活動をされています。
地元の作家さんです。みんなで応援したいですね。
他の作品
他の作品はこちら↓
真実は間取り図の中に 半間建築社の欠陥ファイル
ババチャリの神様
思い出の品、売ります買います 九十九古物商店
やはり雨は嘘をつかない
皆藤黒助さんの作品!是非チェックしてみてください。
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
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