大雨の際、一瞬にして私たちの日常を奪う「土砂災害」。ここ鳥取県でも、毎年のように大雨による被害が報告されています。
今回は、土砂災害を防ぐための治山砂防課の取り組みと、鳥取県内で実際に起きている災害の現状について解説します。
1. 土砂災害から町を守る!「治山砂防課」のハード対策
私たちが暮らす町や大切な命を守るため、鳥取県治山砂防課ではさまざまな防災工事(ハード対策)を行っています。
① 砂防堰堤(さぼうえんてい)・治山堰堤(ちさんえんてい)
山の谷間に強固な堰堤(ダムのような構造物)をつくることで、大雨の際に上流から流れてくる土石流を食い止めたり、流れを緩やかにしたりすることで、下流にある町や家を守っています。

② のり枠工(のりわくこう)・擁壁工(ようへきこう)
急な斜面に格子状の枠を設置したり(のり枠工)、コンクリートの壁(擁壁工)をつくることで、斜面の地面が緩んでがけ崩れが起きるのを直接防いだり、崩れた土砂を受け止めたりしています。

2. 一番大切なのは「逃げること」
行政による防災工事(ハード対策)は日々進められていますが、土砂災害が起こる可能性のある場所全てにこうした施設をつくることは現実的に困難です。
どれだけ対策が進んでも、想定を超える大雨が降れば災害は防ぎきれません。
だからこそ、自分自身や大切な人の命を守るためには、ハード対策に頼り切るのではなく、「いつが危ないのか」「どんなところが危ないのか」を私たちが正しく知り、危険なところからすぐに逃げることが何よりも大事になります。
3. 鳥取県でも起こっている土砂災害の現実

「土砂災害が起きても、自分の地域は大丈夫だろう」と思っていませんか?
ここ鳥取県内でも、近年、大雨による道路の崩落や集落の孤立など、深刻な土砂災害が実際に発生しています。
令和5年台風7号による被害(鳥取市・三朝町など)
記憶に新しい令和5年の台風7号では、鳥取県内で記録的な大雨が降り、各地で土砂災害や道路の崩落が発生。多くの集落が孤立する事態となりました。
鳥取県内の土砂災害発生件数:計 29件
土石流:22件
がけ崩れ:7件
4. まずはハザードマップを確認しよう!

土砂災害から命を守るためには、「自分の家は大丈夫」
まずは今すぐハザードマップを確認して、
危険な場所をあらかじめ知っておくことが、
鳥取県土砂災害危険警報システムは←こちらから。
「ARみえるでござる」は←こちらから。
土砂災害から大切な命を守るために!ハザードマップで我が家や学校のリスクを確認しよう![治山砂防]
【2026年6月】大雨や土砂災害の「防災気象情報」が変更に!避難のタイミングと新たなレベル表示[治山砂防]
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