ひらめきを見守る「とりアート2020」アーティスト朝倉弘平さんワークショップ
2020年12月5日6日に開催された「とりアート2020 アーティスト朝倉弘平さんと一緒に鳥の帽子「デコイ帽」をつくるワークショップ」に参加してきました。
講師は、今や様々な場所で引っ張りだこ!大山町在住でアーティストの朝倉弘平さんです。
さらに今回は水鳥公園館長のレクチャーもあり、盛り沢山のワークショップになりました。
鳥取マガジン都丸が子どもと一緒に体験してきたようすをお伝えします。
※とりアート2020は、今後PART2、PART3と続きます。
PART2は2021年1月30日(土)米子水鳥公園で羽ばたく鳥のワークショップが開催される予定です。PART3は2021年3月5日(金)〜9日(日)米子市美術館でワークショップと展示が開催される予定です。
米子水鳥公園館長神谷さんによるレクチャー
ます最初は米子水鳥公園館長神谷さんによるレクチャーがありました。
鳥取県で鳥の施設といえば米子水鳥公園。
米子水鳥公園は、山陰屈指の野鳥の生息地で、珍しい鳥がたくさん訪れます。また国際的に重要な湿地として、中海の一部でラムサール条約にも登録されている貴重な場所です。
身近にこんなに素敵な所があるのは、うれしいことですね。
館長から鳥の特徴や鳥の習性、狩猟のおとりだったというデコイについてのお話など、
紙芝居や実物のデコイを使っての、楽しいレクチャーでした。
アーティスト朝倉弘平さんと一緒に鳥の帽子「デコイ帽」をつくるワークショップ
いよいよ朝倉弘平さんによるワークショップです。
新聞で形をつくり、テープなどで止めながら、鳥の形の帽子”デコイ帽”を作ります。
朝倉さんからは
「一つ一つ違う。ひらめくことが大切です。」
「親は(子どもが)作品に静かに向かう時間を与えて、ひらめくのを待ってあげてください。アドバイスするのではなく、見守ってあげてください!」
なるほど、親としてはついあれこれ言っちゃいそうになりますよね。グッと我慢です。
さらに朝倉さんは続けます「物をつくることよりも、考えてみる!できなくてもいい、考えることが大切です。」
なるほど、まず考えてみることがアートの一歩。
なかなか手や口が動かない子も、頭の中では様々なアイデアが生まれていて、その芽はいつか伸びるかもしれません。
親がその芽をつんでしまわないように、見守ることが大切ですね。
簡単な作り方の説明を受けて(本当にカンタンでした)いよいよ作り始めます。
スタートと同時に、、、子どもの手が動く。どんどん動く。
まだ作るのはむずかしいと思っていた我が家の5歳も、何も言わないで自ら作り始めています。
新聞紙をねじりまわし、クシャっとしたり、紙テープを貼り付けたり、つぎつぎと形になっていくから、びっくりです。
そして、、、ついに
みんなそれぞれの十人十色のデコイ帽が完成しました。
子どもは「楽しかった。」「帽子を作ることができるなんて思わなかった」という感想を聞かせてくれました。
それぞれの作品ができて、とても楽しいワークショップになりました。
子どもの面白い色や形の作品や、保護者の方が作った本格的な作品もあったり、他の方の作品をみるのも楽しいですね。自分たちが作っているから観賞する時間も楽しいですね。
アートを楽しむ。生活を楽しむ。
このワークショップを体験して思ったのが、「夢中になってやること」の大切さです。
アートだけに限らないことですが、夢中になって集中できる環境を大切にしたいなぁって思いました。子どもでも大人でも夢中になれることがある人って素敵ですよね。
同時に「親が子どもに口に出さないこと」の難しさも感じました。
子どもは、安心感を与えるだけで何かを生み出してくれます。親はあれこれ言いたくなりますが、子どものアイデアをつぶさないように横で見守る。
なかなか難しいですが、ちょっと意識してみようと思いました。
いつものまちでアート
PART1の会場は米子市のショッピングセンターホープタウンでした。
美術館で行うアート活動は数多くありますが、地元ショッピングセンターでアート活動をするのは珍しいかもしれません。
日頃暮らしている生活圏で気軽にアートを楽しめるって、なんだか素敵ですね。
いつもの生活に、個々の思いを表現するアートを取り入れてみる!好きなものに熱中する!そんなことができれば普段の生活も楽しくなりそうです。
今回のワークショップは、日頃の生活を考え直してみる良いきっかけになりました。
PART2、PART3
とりアート2020は、PART2、PART3と続きます。
PART2は2021年1月30日(土)米子水鳥公園で、羽ばたく鳥のワークショップが開催予定。
PART3は2021年3月5日(金)〜9日(日)米子市美術館でワークショップと展示が開催される予定です。
今後鳥取マガジンでも情報発信していく予定ですので、またチェックしてください。
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので参考程度にお願いします。)
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