[鳥取県]小児科医の指数が全国で断トツ1位!鳥取においでよ。
厚生労働省は、都道府県別に医師数に偏りが出ている問題で、都道府県や各地域の医師数の偏りの度合いを示す「医師偏在指標」を公表しました。これは医師数や15才未満の年少人口などで、その地域の医師偏在の状況を計算したものです。
この小児科における医師偏在指標(暫定)のトップは鳥取県でした。
小児科における医師偏在指標(暫定)
都道府県トップが鳥取県。
1位 鳥取県 173.8
2位 東京都 142.4
3位 京都府 140.6
4位 富山県 127.3
5位 高知県 126.9
数字は医師偏在指標です。
鳥取県が断トツで1位となっています。
地域の2位が鳥取県西部
小児医療圏別小児科における医師偏在指標(暫定)での、全部で311地区に分けた順位付けでは、
1位 熊本県 芦北圏域 350.8
2位 鳥取県 西部 264.9
3位 長野県 松本 238.9
4位 福岡県 久留米 232.0
5位 群馬県 北毛 200.8 5
鳥取県西部が全国の2位となっています。
ちなみに鳥取県中部、東部は
65位 鳥取県 東部 118.6
146位 鳥取県 中部 87.1
となっています。
小児科における医師偏在指標について
医師偏在指標とは、
地域ごとの医師の多寡を全国ベースで客観的に比較・評価可能な指標として、
①医療ニーズ及び将来の人口・人口構成の変化、
②患者の流出入、
③へき地等の地理的条件、
④医師の性別・年齢分布、
⑤医師偏在の単位(区域、診療科、入院/外来)の5要素を踏まえた医師偏在指標を算出
したもので、
・医師数は、性別ごとに20歳代、30歳代・・・60歳代、70歳以上に区分して、平均労働時間の違いを用いて調整する。
・医療需要は、15才未満の年少人口に、地域ごとに性年齢階級による受療率の違いを調整する。
計算式はこちら↓
小児科における医師偏在指標 = 標準化小児科医師数 / 地域の年少人口÷ 10万 × 地域の標準化受療率比
※/は分数
詳細は、厚生労働省の『医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第29回)』をご確認ください。
鳥取県は子育てしやすい
鳥取県は小児科について、恵まれている県ということが分かりました。産科についても12位と比較的上位です。確かに鳥取県西部に住んでいると小児科が多いと感じます。
また鳥取県米子市では、医療充実都市よなごとして、医療環境についてアピールしているホームページがあります。→医療充実都市よなご
子ども医療に恵まれた子育て王国鳥取県。子育て世代の方!是非鳥取県へお越しください。お待ちしています。
今回は鳥取マガジンが厚生労働省のデータを調べたものですが、医師偏在指標について、少し難しい概念だったので、よく分かる方がいらっしゃればご指導いただけるとうれしいです。
※今回のデータなどは、厚生労働省の『医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第29回)』から引用しています。