[昭和]ザ・昭和の喫茶店 「洋燈(らんぷ)」 47年の歴史は伊達じゃない。
こんにちは、鳥取マガジン(@tottorimagazine)です
米子の富士見町、角盤交番の隣りに、昔ながらの喫茶店があります。
そこはザ・昭和の喫茶店、まるで40年前にタイムスリップしたかのような場所です。
先日も時が止まった喫茶店の記事を書きましたが、
[米子]軽食喫茶ハマ ツイッターで8000以上のリツイート。勇気を出して入った、時が止まった喫茶店。
今日のお店も時が止まっています。
再編集した新しい記事はこちら→ 米子の昭和の喫茶店「洋燈」採算度外視ボリューム満点モーニングとセットメニュー
机がゲーム機
机が麻雀のゲーム機
まず最初に驚いたのが、机がゲーム機になっていることです。お店に入って、奥の席に座ると、机が麻雀のゲーム機でした。もうゲームをすることはできないのですが、100円のシールとか、ボタンはそのまま残っています。
お砂糖の入れ物も年期が入っています。
このお砂糖の入れ物は、上にリンクを貼った軽食喫茶ハマでも同じような感じ入れ物でした。昭和を感じます。
値段が昭和
モーニングのメニューです
そして次に驚いたのがメニューとモーニングです。
これだけ見ると普通の値段ですが、モーニングには、サラダは普通のサラダ、ゆで卵、ポテトサラダ、メロンまで付きます。
日によって変わるようですが、かなりボリュームがあります。値段はこれで良いのか心配になってしまうレベルです。
この日はドリンクのみの注文だったので、次回行った時モーニングを頼みます。期待してお待ちください。
ランチタイムのメニューです。
だいたいのメニューにプリンが付きます。これに加えてコーヒーゼリー、紅茶ゼリーがつくこともあるそう。
ドリンクメニュー
コーヒーもいろいろありますが、ジュースの種類も豊富です。ジュースもおすすめ。
メニューの張り紙が昭和
この字の手づくり感がたまりません。下の水色の感じとか素敵です。
メロンシエーク
甘くておいしい。もちろん本物のメロンを贅沢にも使用しています。原価を考えたら500円でも安い。
洋燈ブレンドコーヒー
どっしりとした味で、きちんとローストされたコーヒーです。
本棚も昭和
新聞雑誌もありますが、漫画が置いてある本棚もあります。
棚に置いてある漫画が昭和の漫画です。気になる方は実際に行って確認してみて下さい。
店内にはコーヒーの木が生い茂っている
店内にはわさわさと木が生えています。
それは、もはや観葉植物という枠を越えています。
マスターに話しを聞くと、これらはコーヒーの木ということでした。
この木からコーヒー豆が取れるそうです。取った豆は実際に飲め、毎年それを飲むのが楽しみとおっしゃっていました。
たしかによくよく見ると、木に豆らしきものがなっています。
コーヒーの木って、遠い外国の地でないと育たない物かと思っていたら、まさか米子で木が育つとは。。そしてその豆を見るとは思いませんでした。
コーヒーを栽培中。
喫茶店の隅っこでコーヒーの木を育てているそうです。芽が出ているものがあります。
レジの上の回数券
レジの上には常連さんの回数券がかかっています。毎朝常連さんが同じメニューを頼まれます。年に1回、回数券を買って、ほぼ毎日いらっしゃるとのことでした。
マスター
マスターです。
少しだけお話を伺いました。
「ここ?47年になるねえ。」
跡継ぎのことを聞くと、
「跡継ぎ?俺と同じ仕事が出来るやつがいればね。朝は5時半から開けて、休みは正月だけ。」
「この辺りは一人暮らしの老人が多いから、喫茶店とは別に近所の老人の為に買い物にも行ってやっている。」
「そんな仕事の代わりができる人間がいないねえ。」
と、話しを聞かせてくれました。
確かに1人で切り盛りされているマスターの代わりはいません。
素敵な喫茶店
米子にもこんな素敵な喫茶店があるんです。
僕はこんな昭和遺産のようなお店に惹かれてしまいます。
職人のマスターが1人で切り盛りしている喫茶店。
若い人は新鮮に、そうでない人は昔懐かしい、どこかほっとする喫茶店。
昭和遺産を懐かしみながら、ツッコミながら、採算度外視のモーニングやランチを頼んで、のんびり1日を過ごしてみてはいかがでしょう。
洋燈(らんぷ)
住所:鳥取県富士見町2-110
営業時間:5:30~19:30
定休日:不定休
この豆を挽く機械も47年前のもの。
わんちゃんがお出迎えしてくれました。