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トップランナーから学んだ情報発信の方法。ブログ飯、箱庭、ことりっぷ、まだ東京で消耗してるの?、ジモコロ。

トップランナーから学んだ情報発信の方法。ブログ飯、箱庭、ことりっぷ、まだ東京で消耗してるの?、ジモコロ。

鳥取マガジンとして関わらせてもらった「鳥取メディア研究部」の活動が1つの区切りを迎えました。

 

5ヶ月にわたる講義は、ひとまず終わりです。

 

講師陣は、現在メディアの最前線で活躍されている方ばかりです。

 

そのプログラムはこちら↓

第1回:染谷昌利さん 多数の著作を持つインターネット専門家「染谷昌利公式ブログ
第2回:森史子さん 「箱庭」編集部
第3回:平山高敏さん 「ことりっぷ」ウェブプロデューサー
第4回:イケダハヤトさん プロブロガー「まだ東京で消耗してるの?
第5回:徳谷柿次郎さん ジモコロ編集長

協力 : 灯台もと暮らし

主催 :Tom Cat(一般社団法人ワノクニ、とっとりずむ鳥取マガジン

このバラエティ溢れる講師陣。鳥取にこの講師陣がいらっしゃることは、今後ないかもしれません。それくらい豪華。

 

その内容は実践的な話、心構えなど、多岐にわたり、とても価値のある講義でした。

 

どんな講義だったのか、少し振り返ります。

最も難しく、そして一番簡単なこと

第一回目の講師染谷昌利さんが「続けること」の難しさをお話されました。

 

100人規模の講演で話す時に「この中で帰って手を動かす人が5%。そして一ヶ月後やり続けたのは1%もいません」ってよく話すんですが、実際そうです。

 

6月に染谷さんお話を聞いて、10月までやり続けた人はいるでしょうか?

 

やり続けなければ結果はでません。メディアや個人がより高いところまでに行くには、続けることが大切です。泥臭くコツコツとやるのが、結果的に遠くまで行くことができるのではないでしょうか。

 

続けることは「最も難しく、そして一番簡単」な方法だと思っています。

 

染谷昌利さんのお話はこちらが詳しいです。

灯台もとくらし:【鳥取メディア研究部】情報発信の素人が今すぐ「独自性」を身につける方法

 

 

やっぱり写真

「写真が大事大事」と思っていても、なかなかそこまで気が回っていませんでした。

 

でもやっぱり写真が大切なのです。

 

良い写真を撮るには、良い写真を見ること。

雑誌やインスタグラムなどで良い写真を見たら、真似をしてみるのが大切です。

 

また、撮るテクニックはもちろんですが、構図や色などが大切なので、編集の仕方も含めてスキルを上げる必要があります。

 

森史子さんの話はこちらが詳しいです↓

灯台もとくらし:【鳥取メディア研究部】SNSの全トラフィックの7割が写真起点!?「箱庭」編集部が教えるSNS活用術

 

コミュニティを作る

自分の熱量を伝えることについて話しをしてくれたのは平山高敏さんです。

 

熱量を伝え続けていれば、共感する人がでてくる。その共鳴を見つけたら、その人の話を聞く。色んな人の話を聞いてコミュニティを可視化できるようにする。

共鳴する人を見つける、話を聴きに行く

 

そういったコミュニケーションが、メディアが広がっていく1つの方法になる。それは自分自身のモチベーションの維持にもつながります。

 

平山高敏さんの話はこちらにまとめました。

ことりっぷ&ことりっぷパートナーメディアに学ぶ、ウェブ上のコミュニティづくりの方法と、そのノウハウ

 

マネーマネーマネー

ローカルメディアは儲からない。本当にやりたいなら、続けなければならない。でもお金がなければ続かない。と断言したのはイケダハヤトさんです。

儲からないと疲れて終わってしまう。

 

確かにある程度のお金がなければ、続けられるものも続けられなくなってしまいます。自分のやりたいことを続けるには、稼ぐ方法も学ぶ必要がありそうです。

 

イケダハヤトさんの話はこちらにまとめました。

お金の稼ぎ方をイケダハヤトさんに教わってきた。キャラ作りも必要?

 

土地を見る解像度

最後の講師は徳谷柿次郎さんです。

徳谷さんはローカルメディアの視点について、お話されました。中でも面白かったのが、「土地を見る解像度を上げる」という話です。

 

ローカルには独自の面白いモノがたくさんあるのだけど、住んでいるのとその良さに気がつかない。そして気がついていたとしても、全国の人に分かりやすく伝えることができない。

 

鳥取だったら、鳥取のことを発信したいという気持ちがあって、それを客観視するためにはどうすればよいのか?

 

白バラ牛乳がおいしいっていう話があって、みんなが日常に飲んでいる白バラ牛乳のおいしさを、どうやったら全国の人に伝えられるかなあ?その視点ですね。

と徳谷さん。

 

まず土地の面白い人、モノ、コトを見つける、それを全国の人に通用する文脈で発信する。この2つの視点って、すごく大切ですよね。どちらもできてこそ鳥取の魅力が発信できます。

 

魔法をかける編集

すばらしい講義でしたが、終わった直後はもやもやが残っていました。

 

帰りの車の中で「今後鳥取マガジンはどう進むべきなのだろうか?」と考えても、なかなかどうすれば良いのかわかりません。「新しいお店できました。」「ラーメンおいしい」そんな情報を発信するだけでよいのだろうか?と思ったのです。

 

そんなもやもやの中、最後の講義で徳谷さんが「藤本智士さん」の本を薦められていました。さっそく次の日に藤本さんの本「魔法をかける編集 (しごとのわ)」という本を買い、読みました。

 

その本が、今回の「鳥取メディア研究部」の総括のような内容となっていて、かなり驚きました。

 

まるで「この講義の後のために書いてあるのじゃないか」と思ったほどです。書いてある内容が身体に染み込むように腑に落ちました。

 

詳しくは別の機会に書きたいと思いますが、「魔法をかける編集 (しごとのわ)」を中から少し引用させてください。

 

究極のローカルメディアは自分自身

つまり自分がどんな行動をするのか、その姿勢から、たたずまい、着てる服まですべてがメディアになる。

 

手前の目標ではなく、理想とする未来の強いビジョン

 

「編集」とは、理想とする「ビジョン」を、多様な「メディア」を活用して実現させようとするための手段であり、「編集者」とは、その使い手

やっぱりそこなんですよね。鳥取マガジンのビジョンである、鳥取のあるべき理想の未来をきちんと考える必要がありそうです。

 

そして小さい声を信じ、より広げる

鳥取の小さい声を拾い続けるメディアになりたい。

 

今後鳥取マガジンのビジョンである「鳥取に暮らしている人が豊かで幸せになっている姿」がもっと具体的になるようビジョンを磨き続けたい。

 

編集後記が長くなりました。これからも「鳥取マガジンがやれることがある」と信じて進みたいです。

 

今後とも鳥取マガジンをよろしくお願いします。