ミュシャ展 チェコ語ではアルフォンス・ムハ
こんにちは。つのだ です。(ブログ:家族と一緒に「あそび」と「暮らし」と「部屋づくり」 15分で人を招けるキレイさ回復 ママ楽★収納術)
米子美術館でミュシャ展が始まりました。2018年6月3日(日)までです。会期中無休!
ミュシャ展 in 米子
日本に於けるミュシャの紹介者としても世界的にも有名な故土居君雄氏の「ドイ・コレクション」があります。
土居君雄氏のミュシャ・コレクションの収集に尽力された方でもある尾形寿行氏にwebリポーター内覧会にてお話を聞きました。
OGATAコレクション
今回のほとんどは「OGATAコレクション」からの出展で、日本初公開も12点あります。所有する尾形寿行氏は47都道府県すべてを巡回するのが夢と語ります。
ご自宅には色々飾ってあるのかを聞いたところ、「少しはあるけど、それよりも多くの方々にミュシャを知って楽しんで戴きたい、現在68才だが、いつまで国内を回れるかな。」とのこと。
その尾形氏の思いは、”平日撮影可能”という形でも具現化された展覧会です。
生き生きと作品を紹介する尾形氏。ミュシャ愛が伝わる笑顔です。
収集活動の中でミュシャのご子息であるジリ・ミュシャ氏と交流が深まり、ジリ氏の「尾形、お前は金がないのだから、今のうちにポストカードを集めたら・・・。」という助言に集め始めたのが「OGATAコレクション」の最初だったそうです。
※当時ミュシャのポストカードは比較的安価なものでしたが、現在は熱心なコレクターが世界中に存在するコレクターズ・アイテムとなっています
そして、ジリ氏に田舎の体育館のようなところに連れていかれて20点のミュシャ後期の作品であるスラブ叙事詩を見た時は、そのサイズにも驚き、圧倒され言葉にならない感動を受けたそうです。(今回は写真での紹介展示)
ミュシャの作品
↑右下にはこれまでのスラブ民族の苦悩が描かれ、上部にはアメリカやフランスの国旗があり各国とともに発展していこうというメッセージが込められている。
今回はスラブ叙事詩は写真での展示ですが、1点だけミュシャのサインがあるので探してみてください。
尾形氏の言葉を借りて 作品紹介
Luchanというピレネー山脈付近の保養地のポスター。ミュシャの絵は80%女性だが、これは男性で珍しい。馬のしっぽに女性らしさが表現されている。
フランスのビスケット会社のポスター。男女両方が描かれているところが珍しい。
装飾パネルというわれるもの。当時大きいものが多かったが、一般の家でも楽しめるようにとミュシャは考え縮小したもの。芸術は一部の人だけでなく庶民にも楽しんでほしいという思いがあったようです。
有名なサラ・ベルナールのアメリカツアー用ポスター。当時3000枚することで採算が合っていた時代に8000~10000枚は刷られ、6000枚は街頭の円筒状の柱に貼られ、2000枚は当時のコレクターが集めた。
LYGIE 日本初公開!(12枚初公開があるうちのひとつ)保存状態が非常に良く、透き通るような肌の色合いにうっとりすると尾形氏のお気に入りであり、
額も一番良いランクのものを頼んだとか。
たそがれの中、優美な曲線で描かれた女性の姿。600万円もする尾形氏自慢であり貴重な一点。
コレクターとしては対の物は両方集めないと、ということで右の作品を探すのに20年かかったとうもの。
パリの美術学校で非常に優秀なミュシャは教える立場になります。これは生徒のため画集で細かい部分も美しい。
また、パステルカラーの使い方など、今でも流行る色使いは100年以上前にこれがあったということはデザイナーとしての才能も物凄い。
ミュシャフォントといわれるもの。独特ですね。
装飾の組み合わせ本。ドイツ語版の本のなかでミュシャが担当した10枚。日本初公開。
挿絵の仕事。童話や楽譜も。
優雅で素敵ですね。
お皿などの工業デザイナーとしての才能がみてとれる作品。ミュシャのお孫さんが本当の食器にしたものを販売しているそうです。
晩年は自分の原点はやはりスラブ民族であり、チェコ人であるという故郷を思う気持ちから無償で母国の切手や通貨のデザインをしたそうです。
現在でも母国チェコではいろいろな物にミュシャの作品が使われている。身近なんですね。
ミュシャ展 おみやげおすすめ
眼鏡ふき タブレット拭きにも!
しおりをピアスに
チャームをネックレスに
大人の塗り絵 本屋さんではなかなかおいてないとか。
チケットホルダー
レシート入れにもいいかな。
図録 今までよりもたくさんの作品を収録していますが、皆さんに手元においてほしいので2800円とお手頃な価格にしたそうですよ。ミュシャの百科事典ともいえる出来栄えだそうですよ。
編集後記
なぜか、小学校のころから、ミュシャは気になり曲線の装飾がすきで真似をして彫刻刀で壁掛けを作りました。魅かれるのは、前世アールヌーボの時代にいたのではと思うほどです。
この展覧会に行きたいなあと思っていたところ一足早く見ることが出来るWEBリポーター内覧会に参加できました。
尾形氏の熱のこもった解説をメモしていたら、写真は全然取れず、ミュシャファンの方とその場でライン交換して画像を共有したりと思わぬ出会いもありました。
結局、もう一度行こうとおもい、先日いってみると、アンニュイな色あいや微細な描写の美しさに改めてうっとり。
学芸員さんのしおりをピアスにしたり、チャームをネックレスにしたりする案も おお!という驚きでついマネしたくなり買ってしまいましたよ。
実物が一番です。是非見に行ってください。
うっとり
ミュシャ展概要
米子市美術館
鳥取県米子市中町12番地
2018年6月3日(日)まで 会期中無休
10:00~18:00(最終入館17:30)
一般1000円 高校・大学生600円
尾形コレクションInstagram
#尾形コレクション
Twitter:@Mucha_Ogata / Facebook
ミュシャグッズはこちら→ ミュシャ フォーラム
米子市情報はこちら↓
12月初旬米子美術館近くにラーメン屋さんオープン。「ラーメン来香(らーめんらいか)」
つのださちこ
東京の住宅会社やインテリアの会社で勤務した後米子に移り、現在はフリーで、インテリアや整理収納のコンサルタントとして活動中。子育てママとして奮闘中。女性目線、ママ目線での仕事ぶりは多くの方から評価を得る。
ブログ:家族と一緒に「あそび」と「暮らし」と「部屋づくり」 15分で人を招けるキレイさ回復 ママ楽★収納術