[盛屋] 米子にある幻のそば屋
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米子にある東亜青果の前に「盛屋」という幻のそば屋があります。「盛屋」はお昼のみ営業しているそば屋さん。こだわりのそばの実で、自家製粉、そば打ちまで店主一人でされています。
店主の人柄に惚れました。
盛屋 アクセス
場所はここ↓
住所は鳥取県米子市米原9-3-20
米子市米原にある東亜青果。その市場の敷地内にあります。この市場の向かい側。
東亜青果の敷地内に入らなければ、お店にたどり着けません。駐車場は東亜青果のものを使ってくださいとのこと。
外観はこんな感じです。
盛屋 製粉、手打ち、すべて店主一人で
盛屋は、店主とその奥さんが営まれているそば屋さんです。お昼のみの営業ですが、店主は1月1日しか休まないとおっしゃっていました。
使っているのは北海道幌加内産のそばの実です。値段は少々張るが良いそばの実。店主はこのそばの実を自ら挽き、自ら手打ちをしてそばを作ります。
店主に幌加内がどこにあるか分からないというと、わざわざ地図をだして教えてくださいました。幌加内町は北海道の北部?旭川の北にあります。
店主曰く、ここの高校にはそば打ちを教えるところがあるとのこと。「ここの高校生は自分よりも上手にそばを打つ」と笑いながら話す店主が素敵です。
開店時間がお昼のみなのは、閉店してからそばを挽き、そばを打つためです。店主がすべて手作業でやるため時間がかかります。
お店をオープンしている時間の倍以上かけて、そばの実を何度もふるいにかけ、粉にして、めんを作ります。
この店の前は法勝寺町でお店をやられていたそうです。商店街から大丸に抜ける道沿い。飲食店が軒を連ねた場所です。僕は米子大丸をほとんど知りませんが、きっとすごく活気があったんでしょうね。
メニューはかまあげ、山かけ、天そば、もり、とろろの他、そば粥、そばがきもあります。
香り豊かで、甘いそばです。
何も言わないのに、そば粥をサービスしてもらいました。
香ばしくておいしい。
この日は遅めに行ったため、最後は僕一人。店主と奥様と話が弾みました。昔の話はやっぱり楽しい。活気があったころの米子の話。旧制中学の話。同窓会があって、正月以外に休みそうになった話。もちろんそばのこだわりの話。
店主は1年中働く昭和の男。シャイだけど、話好き。こういう方が日本を支えてくれたんだなあ。と思いました。僕が爪の垢を煎じて飲まないといけませんね。
こだわりのそばの実と自家製粉、手打ち。そして素敵な店主。好きなお店がまた1つ増えました。
盛屋 データ
住所:鳥取県米子市米原9-3-20
時間:12:00~14:00
休み:不定休
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