
鳥取県日野町と岡山県新見市の境界に位置する「明地峠」。標高約690メートルから大山の雄大な姿を一望できる絶景スポットとして知られています。
峠の前後で道の様子が一変するのが特徴で、岡山側は穏やかなカーブが続くのに対し、鳥取側は連続する急カーブと傾斜が続きます。そのため、岡山側のトンネル手前には注意を促す案内板も設置されています。
ショート動画を作成しました→鳥取マガジンインスタグラム
幻想的な雲海に出会える絶景の展望台
鳥取県側にある展望台(駐車場併設)は、特に秋から初冬にかけての早朝、一面に広がる見事な「雲海」が鑑賞できる名所です。
前日の夜にぐっと冷え込み、風がなく晴れ渡った早朝という条件が重なると、目の前の谷あいが真っ白な霧の海で満たされます。雲の海から顔を覗かせる山々の稜線と、遠くに浮かび上がる大山の姿は息をのむ美しさです。
朝空の色合いや漂う雲の動きによって、刻一刻と表情を変える明地峠の風景。早起きの価値が十分にある、大自然の生命力を感じられる場所です。
歴史と物語が交差する峠
この地には数多くの歴史的エピソードが残されています。
鎌倉時代には、討幕運動に敗れ隠岐島へ配流される際の後醍醐天皇がこの峠を越えられたという言い伝えがあります。ちょうど夜が明ける時間帯に差しかかったことから「明地」の名がついたとも語り継がれてきました。
また江戸時代には、西日本最大規模を誇った大山寺の牛馬市へ向かう商人(博労)たちが、名産の千屋牛を連れてこの険しい峠を越えていきました。
1977年に公開された松竹制作の名作映画『八つ墓村』の撮影地になったことでも有名です。
明地峠
住所: 鳥取県日野郡日野町(岡山県新見市境)
標高: 標高約690m(展望台周辺:約620〜650m)
アクセス: JR根雨駅から車で約15分(約10km) / 金持神社付近から国道180号を新見方面へ
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので最新情報をご確認ください。)
[お願い]鳥取マガジンでは皆さんからの地域情報をお待ちしてます
↓フォロー
↑フォロー


