2023年10月10日、鳥取県西伯郡南部町に「古民家Cafe Etsu(カフェ えつ)」がオープンしました。エスニック料理とモンブランがおいしいと人気のカフェです。
オーナーの祖母の家だったという築130年の古民家をリノベーション。お店の名前「Etsu」も祖母であるおばあちゃんのお名前から付けられたそう。
おばあちゃんっ子でもあり、オーナーご自身も住んでいたというこの家には思い出がたくさん。
メニューはもちろん、家具、食器などすべて自分で選び、オーナーのこだわりの詰まったカフェです。
ショート動画はこちら→ 鳥取マガジンインスタグラム
古民家Cafe Etsu アクセス
鳥取県西伯郡南部町猪小路683
外観の様子
築130年以上の古民家をリノベーションしてオープンした「古民家Cafe Etsu」。
豊かな里地里山の風景の中に溶け込む様に佇んでいます。
古民家を越えた少し先に、6台分の駐車場があります。
趣たっぷりの石畳の階段。
石垣が積まれた外観からは、風格を感じます。
階段を上った奥にあるこちらの家が「古民家Cafe Etsu」です。
内装の様子
古民家ならではの、どこか懐かしい温かさが広がる空間。
どの家具からも、オーナーの思いが感じられます。
こちらのテラス席も素敵な時間が過ごせそう。
どの家具にも思い入れがたっぷり。オーナーのセンスが光っていました。
メニュー
「古民家Cafe Etsu」は、エスニック料理とモンブランがおいしいと人気のカフェ。
こちらは、タイ料理「ガパオライス」(10月限定ランチ)
こちらは「カオマンガイ」(11月限定ランチ)
ランチメニューは月替わりで楽しめます。
その月ならではの限定メニューとなっていますが、リリースの声が多ければ再度登場!なんてこともあるかも!?
こちらは生搾りでいただける「和栗のモンブラン」。
淀江産の無農薬の栗を、自ら拾いに行き、毎日長い時間かけてむいているとのこと。
ひとつのひとつの工程に手間をかけ、こだわりを持ちオープンさせた「古民家Cafe Etsu」。
その裏にはこんな秘話がありました。
古民家Cafe Etsu への道
18歳で単身、東京に上京。
東京、名古屋の飲食店で働きながら「いつか何かを形にしたい」と思い過ごしていたたそう。
その後、タイへと渡り日本食を扱う飲食店で働き始めます。
「タイには、日本よりたくさんのチャンスが転がっていました。」焼肉屋、丼屋、鉄板焼きのお店、お刺身の専門店などに勤めながら、店長、SV、お店の立ち上げに携わるなど様々な経験をしてきたオーナー。
近年、世界で日本食の価値が高まる中、アジア圏の日本食レストランは最も多く、その中でも注目されている「タイ」には、多くの日本食レストランが出店。重要が高まっていました。
しかし、コロナやデモなどの影響を受け、街中では紛争が起こるなど、通常の営業もままならない状況となります。
そこで、オーナーは12年ぶりに鳥取に戻ってくることを決めたのです。
鳥取で何ができるだろう。山陰の皆さんが喜んでくれるお店はなんだろう、と考え行きついた答えがCafeだったといいます。
生搾りモンブラン
「古民家Cafe Etsu」で外せないのがこちらの実演。
元々、2022年に鳥取に戻ってきてから「U214」として、マルシェなどのイベントに出店し、生搾りモンブランを販売。
そこで培われたオーナーの「魅せる」パフォーマンスを間近で見ることができます。
目の前で絞り出されるマロンクリーム。贅沢です!
オーナーの美しい所作と、きれいにクリームが絞り出されていく様子は見事で、しばらく見とれてしまうほど。
以前モンブランは動画にしています。18:00ごろがモンブラン動画です。
3か月かけて開発したという、生搾りの和栗モンブラン。いただきます。
一口食べると、甘さ控えめの栗本来の味が広がります。
生クリームは無砂糖。さっぱりとしていて、きめ細やかな美味しさで、上品な口当たりです。
驚くほど軽いサクサクッとした食感の正体はメレンゲ。
実は、モンブランの中にはメレンゲが隠れています。
低温で3時間、じっくりと焼いたメレンゲと、くるみの2つの異なる食感も楽しい。20分ローストしたくるみは、キャラメルでコーティングしたもの。
オーナーが試行錯誤し、ようやく辿り着いた生搾りモンブラン。
食材そのものの美味しさを感じることができる最高の一品です。
モンブランは、他にも鮮やかな色が美しい「紫芋モンブラン」、やさしい味の「さつまいもモンブラン」など。
すべて砂糖不使用。素材本来の甘みを味わえます。
オーナーの思い
「鳥取県に育てられたからこそ、新しい文化を取り入れ発信し、多くの人たちに届けたい。山陰が活気づくような風を吹かせたいですね。」と語るオーナーの挑戦はまだ始まったばかり。
その第一弾としてオープンしたこの場所から、広がり続けていくのでしょう。
オーナーのこれからに注目!とても楽しみです。
古民家ならではの、懐かしさと温かさのある「古民家Cafe Etsu」。時間を忘れて話し込んでしまうほどの居心地のいい空間がそこにはありました。
ぜひチェックしてみてください。
古民家Cafe Etsu データ
住所:鳥取県西伯郡南部町猪小路683 0367
営業時間:11:00~17:00(lo.16:45)
定休日:不定休(Instagramよりご確認ください)
駐車場:有
完全予約制/DMにて、ご予約ください
(データ・写真など上記情報は記事作成時点のものです。変更ある場合がありますので参考程度にお願いします。)
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