[著者インタビュー]本「さまよえる田中」 日常の生活を大切にしたい人に読んで欲しい。
こんにちは、鳥取マガジン(@tottorimagazine)です。
鳥取県在住の田中夫婦が書いた「さまよえる田中」という本。これがすごく良かったので紹介します。
この本を読んであまりに感動したので、本を書いた田中さんに会って話しを聞いてきました。
さまよえる田中

結婚をしたが、指輪もいらない、新婚旅行にも行っていない夫婦が、なにを思ったのか、仕事を辞めて1年間世界一周の貧乏旅行に行ってしまった、というお話です。良くある話しですね。(いや、ないか!?)
つまりこの本は旅行記というわけです。旅行記といっても、あの沢木耕太郎の名著「深夜特急」のように、読んでいると、いてもたってもいられなくなり、香港に旅立ってしまいたくなる、そんな本ではありません。
旅の最中も、どこか「鳥取の暮し」とつながっている。旅行を通して、「日々の暮しがいかに大切か」を教えてくれるそんな本です。生活とつながっている旅行記。そんなふうに僕は読みました。
淡々とした文章の中に、愛や感動そして優しさが溢れています。読んでいると、その優しさが心に残ります。旅をするという非日常的行為をしている間は、小さい感情の変化に敏感になります。その感情の変化を、ていねいに汲み取り、ことさら大げさにすることなく書かれた文は、僕の心を強く揺さぶりました。
「Life is a journey.」旅だけでなく、日々の平凡な生活こそ、愛や感動があふれている。日々の生活を大切にしたくなるそんな旅行記です。
日常の生活を大切にしたい人に読んで欲しいです。
著者の田中正之さんに話しを伺いました。
田中正之さんは鹿児島県生まれ、鳥取大学農学部卒。海外青年協力隊にてパプアニューギニアに赴任。現在は鳥取県日野町にて米作りをされています。
ネズミが出る家
田中正之さんに話しを伺いました。
この写真を見てもらうと分かると思うのですけど、田舎の比較的大きい家に住んでいます。それでネズミに悩まされているんです。家の周りに出るのは良いんですけど、家の中には(ネズミを)入れたくないから、悩んでいます。
この前、家に置いていたネズミホイホイに、(ネズミを)奇跡的に追い込むことができて嬉しかったですね。
というお話を伺いました。
他にも2時間ほど楽しいお話をさせていただいたのですが、誌面の都合上あえなくカットさせていただいています。
そのお話が面白かったです。知らないあの国の様子、あんなことやこんなことまで、やっぱり旅って良いですね。長期の旅行に行きたくなります。
興味がある方は是非本を読んでみてください。
「さまよえる田中」読んでみてください!

著者ブログ
世界一周ブログ:さまよえる田中
「結婚指輪のかわりに地球一周というリングをプレゼントする」という夫の発案により、 2013年4月より夫婦で世界一周の旅へ!
世界一周後ブログ:さまよえない田中
約1年にわたる世界一周の旅を綴ったブログ「さまよえる田中」続編!