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[米子市オープン]和カフェができた!創業218年のながた茶店の「NAGACHA Café 1801」

[米子]ながた茶店の新しい提案、和カフェ。NAGACHA Café 1801(ナガチャカフェ イチハチマルイチ)

(ながた茶店Facebookより)

ながた茶店は和文化伝承業の一業種である日本茶専門店を営み、7代目の長田吉太郎さんと若女将の碧さんと二人三脚でお茶文化の普及活動をしています。

 

今回、『ながた茶店』が新たに”日本茶の魅力を伝えたい!とテイクアウト専門の和カフェをオープンしました。

 

日本にいながら日本茶の魅力に触れる機会が少ないのは、とてももったいないと考えるながた茶店さん。

 

どんな日本茶を味わうことができるカフェなのでしょうか。

(画像はながた茶店様ページよりご提供いただいたものもあります。)

 

NAGACHA CAFÉ 1801(ナガチャカフェ イチハチマルイチ)アクセス

住所は鳥取県米子市岩倉町76
(しょうじき村役場前)

 

旧加茂川を沿いの一方通行の通り沿いで、進んだ先には岡本一銭堂(駄菓子屋)があります。

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長田茶店

 

ながた茶店

 

ながた茶店は1801年(享和元年)創業の茶道具とお茶専門店です。鳥取県米子市の岩倉町商店街、通称・しょうじき村に本店を構え、他3店舗を運営しています。

 

取扱商品は日本茶、茶道具、お茶スイーツなど。中でも10g 単位で購入できる「お抹茶の量り売り」や35種類以上ある「全国の有機栽培茶シリーズ」が人気商品です。

 

1801年創業の老舗中の老舗のお茶屋さんです。

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NAGACHA CAFÉ 1801(ナガチャカフェ イチハチマルイチ)  コンセプト

「エシカルライフティー~安心して飲める日本茶で、環境にやさしい生活の提案~」をテーマに3つのコンセプトがあります。

 

1.       日本茶(Japanese tea)

国名が付いている「日本茶」ですが、飲まない方が多くなっている昨今。日本茶のよさをしっかり伝えます。

 

2.       子供が安心して飲めるお茶(Natural)

お茶の葉は基本的に洗う工程がないため、農薬や化学肥料が葉っぱに付着した場合もそのまま製茶し、出荷します。提供する商品は、化学合成農薬が付着しない栽培方法をしたお茶を極力使用します。

 

3.       環境に配慮した資材(Ecology)

環境問題の視点から、お茶屋として何か取り組めないか?

(クラウドファンディングのページより引用)

 

日本茶って高温で蒸すような工程はあっても、野菜のようには洗わないのですね。

 

そうなると低農薬を絶対に選びたいと思いました。

 

岩倉町本店の店内には低農薬や有機栽培の茶葉が並びます。

 

カフェのドリンクやスイーツメニューも県内を中心に減農薬栽培と有機栽培をしている契約農家さんの茶葉を使ったものばかりです。

 

そして、人気のタピオカを使ったメニューもあります。米子市内の福祉施設がつくるタピオカを使用しています。

 

ながた茶店では、材料に限らず、OEM商品も印刷物や消耗品に至るまで、なるべく米子や県内の業者さんとお取引ををしているそうです。

 

それは「循環」という考え方から。

 

218年お茶屋を続けてこられたのは、地域の皆さまのおかげという感謝の気持ちを返していく。

 

地元の業者さんと一緒に、商売を成長させていきたい。

 

このように地域と循環を大切にする、ながた茶店の和カフェ。

 

人も物もお金も様々なところに循環し、賑わいを生み、楽しい拠り所となることでしょう。

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一番おいしいお茶の飲み方を熟知しているからこそ

お話を伺う間にお茶をたててくださいました。

 

「変わらないために、いかに変われるか」という言葉を社長から聞いたことがあります。

 

一番おいしいお茶の味わい方を熟知しているからこそ、現代風にアレンジをしていっても軸はぶれない。

 

だから、ちまたで人気のある、映えるラテのようなドリンクが、お茶に親しむ入り口であっても構わない。

 

テイクアウト専門なのも、理由があります。

 

持ち帰って、職場のデスクでお茶を飲んだり、運転中に飲んだりできる。持ち歩くことでその人の”日常”にとけこむ普段着のお茶であってほしい。

 

お茶を入れて、くつろぐ時間と文化を今流に”テイクアウト”できるわけです。

 

来年には、お茶カレーや茶ルボナーラという抹茶が入ったカルボナーラのアレンジメニューが登場するそうですよ。

 

それも待ち遠しいですね。

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環境に配慮した取り組み

カップは環境にやさしい物が使われています。

 

向かって左:タピオカ用の紙ストロー、植物由来の成分で作られたカップ、中央:土にかえるカップ、右:再生可能な紙を使ったカップ。

 

今後、リユース食器を使い、食器を返却すると返金するデポジットの仕組みも取り入れる予定です。

 

NAGACHA Café 1801のロゴマークは朝倉弘平さんがデザインをしました。

 

色合いがとっても素敵。

 

ながた茶店のマークである鶴が、飛び立つような新しいイメージが描かれています。

 

ながた茶店の茶畑からみた大山が描かれているそうです。

 

よく見ると早乙女が茶葉をつんでいますよ。

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エシカル×お茶=地域振興や夢を実現する場所

若女将、長田碧さんにインタビューをしました。

 

ーーリユース食器やマイタンブラーで割引やデポジットの取り組みをされますが、発想はどこからですか?

 

きっかけは小学生の時だったかな。

 

ドラえもんで、水ができているところを見に行き、下流にいくにしたがって水が汚くなることを知ったのび太が水を大切にする話でした。そのとき、初めて環境問題のことを考えるようになりました。

 

その後、環境に興味を持ち続け、学生時代には環境などのボランティアをしていました。

 

また、環境型のイベントにボランティアとして参加し、楽しく環境問題に関われることを知り、自らもアクションを起こす側になりたいと思いました。

 

ーー実際に米子で地域おこしというアクションをまさに起こしていますね。もし、お茶屋さんでなかったら何をしていましたか?

 

元々憧れていた雑誌の編集者として、地域活性化のプロジェクトを全国を飛び回って紹介する側になっていたかな。

 

ーーこれからの展望やPRをお聞かせください。

 

お茶の文化や茶道具を伝えていくことを、米子から、世界に向けて発信していきたいですね。

 

お茶というツールを生かして、イベントやこのカフェで色々な方々と関わりあう輪を広げて行きたいと思います。

 

じっとしているタイプではないので、とニコリとする碧さん。

 

また、この笑顔に会いに行きたくなります。

 

ありがとうございました。

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NAGACHA CAFÉ 1801(ナガチャカフェ イチハチマルイチ) データ

住所 鳥取県米子市岩倉町76(しょうじき村役場前)
ながた茶岩倉町本店の中です。
時間 10:00~17:00
電話 0859-22-7602
HP / FB

(上記の情報は記事作成時点のものです)

 

[お願い]鳥取マガジンでは皆さんからの地域情報をお待ちしてます。

 

つのださちこ

東京の住宅会社やインテリアの会社で勤務した後米子に移り、現在はフリーで、インテリアや整理収納のコンサルタントとして活動中。子育てママとして奮闘中。女性目線、ママ目線での仕事ぶりは多くの方から評価を得る。

ブログ:鳥取・島根 家族の楽しいを引き出すおかたづけ