ガイナーレ鳥取が「Jリーグ育成マッチデー」で優勝!
ガイナーレ鳥取が「Jリーグ育成マッチデー」で1位になりました。1位の育成報奨金は400万円です。
Jリーグ育成マッチデーとは?
2018年より始まった若手選手の強化を目的とした大会です。
JリーグのHPによると
Jリーグ育成マッチデーは、将来有望な若手選手の強化・育成に寄与することを目的として、
~中略~
試合出場機会が少ないプロ登録1年目から5年目までの18歳から23歳の選手の試合出場時間や、公式戦に近い環境で開催された試合に対してポイントが付与され、その合計ポイントによって順位決定を行います。
さらに、順位に応じて育成奨励金を該当クラブに支払うことで、より若手選手の積極的な育成機会を創出することを目的とした大会です。
つまり勝ち負けでなく、
チームがどれだけ育成に力をいれているか、もしくは公式戦に近い練習環境を用意しているかで、順位決定を行う。
そんなリーグです。
参加クラブは?
ガイナーレ鳥取
北海道コンサドーレ札幌
サンフレッチェ広島
横浜FC
ファジアーノ岡山
レノファ山口FC
の6チーム
結局北海道コンサドーレ札幌と横浜FCの試合は行われず。
最終的な結果
最終的な順位は以下の通り
1 ガイナーレ鳥取 16
2 ファジアーノ岡山 11
3 レノファ山口FC 10
4 サンフレッチェ広島 9
ということで、強豪チームを抑えて、ガイナーレ鳥取が1位!
1位の育成報奨金は400万円です。
なぜガイナーレ鳥取が育成マッチで1位だったのか?
1、23歳以下出場時間が1位
ガイナーレ鳥取には23歳以下の選手がたくさんいます。
31 細田歩夢、2石井光輝、3内山裕貴、4甲斐健太郎、11ヴィートル・ガブリエル、13林誠道、17 山本蓮、19小林智光、22那須甚有、23井上黎生人、25曽我大地、26世瀬啓人、41魚里直哉、9レオナルド、10加藤潤也、27畑中槙人など、
若い良い選手がたくさんいます。
また今回の大会では現在高校生世代のガイナーレU-18であるユースの選手を積極的に使い経験を積ませています。東條選手、山中選手、中垣選手、松本選手など優秀なユースの選手が出場していました。
試合環境でトップ
今回の大会では公式戦に近い環境(スタジアム使用等)で試合開催するとポイントがもらえる制度となっていました。
鳥取県にはサッカー専用スタジアムを2つもあります。サッカー専用スタジアムを2つもある県というのは、J1,J2,J3のどのチームを見渡しても、ほとんどないほどのすごいことなんです。
とりぎんバードスタジアムとチュウブ野人スタジアムという2つの素晴らしいスタジアムを持つから、今回の試合環境でポイントを稼ぐことができました。
結果!若手とスタジアムのポイントで1位
良い若い選手と素晴らしいスタジアムがあるおかげで、「Jリーグ育成マッチデー」で優勝することができました。
2018年J3リーグ戦
現在(2018/11/15)ガイナーレ鳥取はJ3リーグで6位と健闘しています。
J2昇格するという目標を目指して頑張っています。ちなみに2位以内でJ2昇格できますが、まだかろうじて2位以内が狙える位置につけています。
サッカーチームが持つポテンシャル
先日、チュウブ野人スタジアムでの試合があった際、ブラジル人の方にお話を伺う機会がありました。出稼ぎで日本に来て20年以上経つそうです。
「今までサッカーには全く興味がなかったけど(ブラジル人なのにって笑ってらっしゃいましたが)、ガイナーレ鳥取に新しいブラジル人選手(レオナルド、ヴィートル)が加入したので、練習を見に行った。そこからガイナーレのファンになった。」
とのこと。
また同じくスタジアムで話を伺った、70歳近くになって初めてサッカーを見始めたご婦人の方も、「鳥取でのある試合はほとんど行っている」とのこと。
スタジアムには、年齢、性別、人種関係なく、人が集まれる場所になっています。”人が集まる場”という意味での、サッカーチームのポテンシャルはかなりあるのは間違いなさそうです。
ガイナーレにはもちろん勝ってほしいけど
個人的にはチームが勝つことはうれしいことですが、そればかりではないと思っています。
良いスタジアムで試合が見られる環境。若い選手を育てていく過程。この2つを大切にすることが、鳥取のサッカーのスタイルを作りあげていくことにつながります。(選手も観客も鳥取スタイル)
そしてサッカーを通して、スタジアムを通して、人が集まる環境を作ることが、鳥取での持続可能なスポーツ文化をはぐくんでいくのではないでしょうか?
その中でチームが上のカテゴリーに行くことができれば、経済効果もあり、最高です。
チームの関係者のみなさんやサポーターのみなさん、そして鳥取県民みんなで勝ち取った価値ある1位です。この結果を大切にして、次に進んでほしいです。