大山日本遺産物語
~大山のお地蔵さまと牛馬市~
こんにちは。角田です。(ブログ:家族と一緒に「あそび」と「暮らし」と「部屋づくり」 15分で人を招けるキレイさ回復 ママ楽★収納術)
大山開山1300年際を迎えるにあたり、「大山さん」と親しみあがめられる、大山のことについて、知りたい。でも、難しい歴史書はちょっと。。。と思っていたところ、絵本にであいました。(米子図書館は2階の郷土のコーナーにありました。)
「大山日本遺産物語」です。
大山は日本一のお地蔵さまのお山でございます。また、牛や馬の売買をする日本一の市場でもあったのです。
私たちの町の方々にもお地蔵様は何処から来られたのか、また私たちにどのようなおかげがあるのでしょうか。また大山の高い場所にどうして牛や馬を売り買いする市場があったのでしょう。まかふしぎですね。
そのようななふしぎなお話を紙芝居でやさしく説明してみましょう。
(大山日本遺産物語 前書きより)
米子市内にもお地蔵さんがたくさん
確かにお地蔵さんは町中に見かけますね。お地蔵さんがたくさんある加茂川沿いは日本遺産にも認定されました。
江戸中期から8月23日ころには「地蔵さんまつり」の名で慣れ親しまれた地蔵盆は、「子どもの盆」ともいわれ、子どもたちの健康と安全を願うものでした。
現在は、この地蔵盆に加茂川の清流復活や子供の安全と健やかな成長を願う「加茂川まつり」となって開催されています。昨年平成29年は、お地蔵さんスタンプラリーや下町ガイド付きお地蔵さん巡りなどが開催されました。
もともとは紙芝居から始まった
2018年3月9日日本海新聞によると、鳥取県西部に伝わる歴史や文化を紙芝居にして伝えていく紙芝居プロジェクト「伯耆・伝承隊」(高橋幸男隊長)が発足したそう。この会は10年前から有志で活動を進めてきており、この度の大山開山1300年を機に積極的に展開させていこうというもの。
その紙芝居のお話がこの度紹介している書籍「大山日本遺産物語」に入っています。この本には、2話入っています。あらすじをご紹介しますと。。。
1、『お地蔵さまのお話』 お釈迦様の教えがお地蔵さまによって引き継がれる様子が描かれています。お釈迦様はお地蔵さまに「神通力」と「分身術」をさずけました。そして、大山寺のご本尊はお地蔵さまで、山の神と仏様が一緒になり神様のお名前を頂いている。つまり、お地蔵さまは私たちの身近にお釈迦様の分身としていつも見守ってくださるのです。お地蔵さまはいつでも私たちの苦しみを助けに来てくれる存在なのです。
__お地蔵さんが分身してあちこちにいるんだと思うと、なんだかかわいいですね。
2、牛馬市とお地蔵さん 850年前、大山寺に住む日本一の和尚と言われた「基好上人」がお地蔵さんは農業を助ける「牛や馬の守り神である」と告げたところから始まります。「牛馬の守り神」であるお地蔵さんの「お札」が村々に配られ、お百姓の与兵衛さんは子牛をつれて大山にお参りにいくことにするのです。それから大山で牛馬の売り買いが始まっていきますが。。。その後、昭和12年大山牛馬市は終わりになりましたが、日本最大の市場であったそうです。
__わざわざ山の上で市が開かれていた背景には信仰とお地蔵さんが関係しているのですね。
紙芝居プロジェクト「伯耆・伝承隊」の上演について
お問い合わせ先:電話080-3884-2616(小椋弘美さん)
公民館、企業、などからの依頼が続々入っているそうです。お近くで予定がないかお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
わたくしも機会をみつけて行ってみたいと思っています。
さて、こちらのサイトでは、地蔵信仰や牛馬市のことがわかります。
大山のこと、もう少し知って、1300年際を一緒に盛り上げていきたいですね。
祝!日本遺産。大山(だいせん)ってどんなところ?「牛馬市」とは?
[大山トムソーヤ牧場]ふれあい動物園。アスレチックもあるよ2
[伯耆町]植田正治写真美術館。アートを感じる。大山観光におすすめ!大山の絶景スポット
こちらは昨年末発売された大山関連本です。こちらもチェックすると大山の歴史がよくわかります。
東京の住宅会社やインテリアの会社で勤務した後米子に移り、現在はフリーで、インテリアや整理収納のコンサルタントとして活動中。子育てママとして奮闘中。女性目線、ママ目線での仕事ぶりは多くの方から評価を得る。